愛して.愛されて【鬼滅の刃】

夜,月明かりの下で舞を踊ってみた ページ9

〇竈門炭治郎


見た途端正座をし、ただ眺めている。

終わったあとに鼻を鳴らしながら
｢凄い！すごい綺麗だったよA！｣
と興奮しながら感想を教えてくれる。

｢何となく、何となくだけど
お父さんが踊っていた踊りに似ていた。｣

と言い、頭を撫でながらニコッと微笑む。



〇我妻善逸

｢あ”ぁ”あ”あ”あ”あ”ぁぁあ”(汚い高音)｣

その場に今にも
死にそうな顔をして、のたうちまわっている。


夜、アンコールが鳴り止まなかった。

｢俺、生きてて良かった。
これからの任務も頑張れるよ、Aちゃん…｣

と饅頭(無断で持ってきた物)を食べながら
ホロホロと泣いている。

｢優しい、綺麗な音だ…！！｣



〇嘴平 伊之助

｢何やってんだテメェは｣
まず、舞というモノを伊之助は知らなかった。

踊るのをやめてもつまらないので、
無視をするように続けていたら
その場に座り込む伊之助。


伊之助は空気を読める人だ。
何をしているかは謎だがジーッと見ていた。

何食わぬ顔で隣で踊ろうと し始める。



〇煉獄杏寿郎


｢うまい！うまい！｣
お団子を食べながら観覧していた。

｢今日は一段とうまい！はて、何故だろうか！｣

舞を行っている最中に煉獄と目が合う彼女さん。
お互いにドキッとしたのは確か。

｢なるほど、A、君のおかげだ！
月明かりに照らされてより一層君は美しい！｣
何一つ変わらぬ顔で言葉を放っていく。

｢団子より花だ！｣
と叫んでいたので照れる彼女さん。



〇鬼舞辻無惨


無限城で琵琶を弾く女を音楽代わりにし
舞を踊っている貴方。

その一つの“べんっ”という音で
此方に現れる鬼舞辻無惨。

まだ終わってもいないというのに後ろから
抱きついてくる。

｢A、やはりお前は俺に必要な人だ。｣

耳元で甘い声で囁かれる。

パチンッと指を鳴らすと同時に琵琶が鳴り
気づけば知らない部屋にいる二人。

｢さぁ、続きを見せてくれ｣

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