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『……知ってたんですね。』
壱馬「歌姫“Luce”……流石に知ってます。俺も憧れでした。」
憧れ、ね。
そんな事言ってもらえる資格は私にはないの。
嫉妬や行き過ぎた愛に怯えたLuceはもう歌えない。
だからこそ私は彼らと関わって私が崩れるのが怖い。
『私はお金の為に歌ってました。お金が手に入るから自分の才能を使いました。……夢を追うあなた達からすれば不快でしょう?』
不快だと言って。罵って。
私を軽蔑して。Luceへの憧れなんて捨てて。
壱馬「確かに不快です。それが本当に歌川さんの言葉なら。」
私をまっすぐに見つめる彼の目に言葉が詰まった。
どうして見抜くの。お願いだから何も聞かないで。
『……私が歌姫と呼ばれていたのは過去の事です。もう歌う気はありません。それに先程も言ったようにあなた達と関わるつもりもありません。部屋については全員が揃ったらまた声をかけてください。』
そう言って私は逃げるようにリビングを出ていった。
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作者名:緋扇 | 作成日時:2018年8月1日 23時