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北人side

陸「全然いいよー、何歌う?」

俺らは悩んだけど、「DREAM YELL」を歌った。

その間、歌川さんの手は震えていたけど、目はまっすぐと歌う俺らに向けられていた。

壱馬「歌川さん、どうでした?」

『……素直に感動しました。ありがとうございました。』

目を潤ませ微笑む歌川さんがあまりにも可愛くて言葉が出なかった。
その空気をぶち破ったのは翔平だった。

翔平「あ、あの!歌川さんの事、透華さんって呼んでいいですか!?」

健太「あ、それ俺も気になってた。俺らは名前で呼びたいし呼ばれたいんだけど。」

『わかりました。』

瑠唯「あと出来れば敬語も外してくれると嬉しいな。」

今まではちょっと関わりづらかった透華ちゃんだけど、さっきの笑顔で皆も仲良くなりたいって思ってるみたいで少し安心した。

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作者名:緋扇 | 作成日時:2018年8月1日 23時

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