好きでよかった！-Nagase Ren-3

愛してる ページ5

廉「…ごめん」

外に出てきた私と廉。
上着着てなくて正直寒い。

あ「クシュンッ」

思わずくしゃみしてしまった。

廉「ごめん…寒いよな？」

そういって自分の上着を私に着せてくれた。

あ「………ッ」

気づけば涙を流していた。
廉の本当の優しさを知ったような気がした。


あ「廉………」

廉の胸に飛び込んだ。
廉は優しく包み込んでくれた。

この暖かさが心地良い。
規則正しい胸の音。


あ「廉どっかいかんといて！ずっとうちのそばにおって！うちは廉おらな無理…お願い！お願いやから……うちから離れんといて！！」

白い息を吐きながら叫んだ。


廉「ごめんな…ごめん…」

あ「何でごめんしか言わへんの！うちが求めてるんはそんなんじゃない！」

廉ごめん。今の私は誰にも止めれないみたい。

廉「…………」

あ「黙らんとって！なんか言ってや！いつもみたいに笑って！」

なんか廉にスイッチが入った

廉「俺だってお前から離れたいなんかこれっぽっちも思ってないわ！A愛してんで？俺にはAしかおらん。できることならずっとお前のそばで守りたかったわ。でも…でも……」

始めて廉が泣いてるのみた。

廉「ごめっ…」

そう言って涙をぬぐった。

廉「もう泣かんといて？俺、もう絶対A泣かしたりせぇへんから。泣いてるAなんか見たないわ」

そういって私の涙をぬぐってくれた。

私はより一層強く抱きしめた。
優しく私の背中をさすってくれる廉

あ「廉…」

廉「な、戻ろ…

私は強引に廉の唇を奪った。
いつもより深く深く…

あ「ハッ…」

廉「Aからなんか珍しいな？」

そう言って廉から優しくキスしてくれた。

あ「……///」

廉「A行こか…2人待ってるし」

あ「うん！」


私はいつもの笑顔でお店の中に入っていった

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