好きでよかった！-Nagase Ren-3

映画 ページ11

.


今日のデートスポットは映画館。
前々から2人で見たいな〜なんて言ってたホラー映画。


寒いねなんて言いながら歩いた行き道。

左手の手袋はずした廉。

そして私の右手の手袋もはずした廉。

からまる指と指。

あ「廉の手あったか〜い」
廉「Aの手つめた〜い」

なんてラブラブ歩きながら仲良く映画館へ。


映画の途中でもずっと離れない手。
途中で手汗拭いたり。
ビビってお互いの手強く握り合ったり。

.


あ「もうめっちゃ怖かったわ」
廉「ほんまAビビリすぎな」
あ「そんなん言う廉もめちゃくちゃビビってたやん！笑」


一瞬空気が止まったように感じた。

ホラー映画観たうえに廉の手、長時間握って…
気付いた頃には私の心臓はバクバク。

廉「A？どした？」
あ「いや…心臓が……」
廉「…？」
あ「なんかもう心拍数めっちゃ上がってきた！笑」

なんて笑いながら言うと

廉「俺も…笑」

まさかの廉も同じで。


.

なんかそういえばどっかのテレビで聞いたことある。

なんかホラ−映画を見終わったあとのドキドキ感とふたりの恋のドキドキ感との勘違いが起ってお互いの恋愛感情が高り合うらしい。


まさに私と廉はこの状況。

初めての嘘→←甘々

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す