検索窓
今日:6 hit、昨日:1 hit、合計:15,722 hit

八話〜容疑者か京極真〜 ページ9

「やったー!ストライク♪︎テニスは残念だったけど、ボーリングも楽しいね」


荷風は今、ボーリング場に来ていた。

本来ならテニスをする予定だったのだが、窓の外は土砂降りの雨。
予定を変え、ボーリングをする事になったのだ。

メンバーは江戸川コナン、毛利蘭、鈴木園子、世良真純、永井荷風、そして·····

不貞腐れた顔で麦酒(ビール)を飲んでいる毛利小五郎。


毛利小五郎
毛利蘭の父親で江戸川コナンの保護者
『毛利探偵事務所』を経営する私立探偵で、前職は警視庁捜査一課強行犯係の刑事
『眠りの小五郎』と評される名探偵らしいが、真相は不明


「ねえ、コナン君。如何して毛利小五郎さんはあんなに不貞腐れているの?」


不思議に思った荷風がコナンに聞くと、コナンは呆れたような表情で


「ミニスカテニスギャルが拝めなかったからじゃない。」


と答えた。


「え、あの人本当に名探偵?」


思わず本音を云う荷風。
コナンは「ハハハ」と苦笑いをする。


「それで?誰なんだよ?ボクと荷風君に会わせたい人って!」


「そういえばそうだったな。」


世良の疑問に荷風が乗っかると、園子は


「ああ、それは土砂降りのテニスコートで4時間も待ってた人よ!今着替えててもうすぐ来ると思うから····」


と言った。
荷風が四時間も待つなんて凄いなと内心思っていると、世良が園子の肩に手を回して


「勿体ぶらずに教えてくれよ〜〜この雨の中バイク飛ばして来たんだからさ!」


と園子の顔に頬擦りをする。
すると、ガシッと突然世良の疑問肩を掴む色黒の手。


「へ?」


世良が振り向くと、其処には物凄い形相で世良を睨む色黒の男が。


(あ、この人って·····)


「なんだお前···」


世良は好戦的な性格なのか、口角を上げている。


「ボクとやろう···ってのか!?」


世良は座っていた長椅子(ソファー)から身を乗り出すと、男に蹴りを一発。
男が其の蹴りをかわすと、今度は突きを男に向けてする。


((截拳道(ジークンドー)))


男と荷風は揃って世良の使う武術を分析する。

しかし荷風は長くは思案せず、世良がした突きを掴み、掴んだまま、男に後ろ蹴り。
男は咄嗟に荷風の蹴りを防御(ガード)し、衝撃で後ろに後ずさった。


「いきなり酷いじゃないか、ねえ?」


荷風は挑発的な笑みを浮かべた。


「其れに、この人は女性だよ。京極真さん。」

九話〜容疑者か京極真2〜→←七話〜甘く冷たい宅急便4〜



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
75人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

チェスのクイーン - 有り難うございます!更新頑張ります! (2022年2月5日 18時) (レス) id: 12c047e2ba (このIDを非表示/違反報告)
AYA - この作品めっちゃ面白いです! 更新頑張って下さい! (2022年2月5日 12時) (レス) @page3 id: 38ab2f94d7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:チェスのクイーン | 作成日時:2022年2月4日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。