三十四話〜最後のピース3〜 ページ37
「通話履歴?」
目暮が高木に聞く。
「はい、彼も通話履歴にあったので、一応···」
「まあいい、で、三島由紀夫さんと言ったかな、渋谷さんとの関係は?」
目暮の質問に三島は暫く考えた後、
「仕事仲間···いや協力者と言ったところですかね···」
「協力者?」
ジョディが三島の言葉を反復する。
「失礼ですが、ご職業は?」
高木が三島に聞いた。
「公務員です。」
「具体的には?」
安室が言う。
「公務員と言っても、大きく分ければ国家公務員と地方公務員。もっと細かく分ければ教師、警察、消防士など···」
安室の顔は探偵、いや獲物を狙う狼だった。
「詳しく聞いても···?」
三島は周りの人達に少なからず疑いの目を向けられている事を察知すると、小さく溜め息を吐いた。
「外交官です。澁谷さんは英語が堪能なので、英語が分からない時にちょくちょく教えてもらっていたんです。俺は英語より中国語の方が得意なので。」
「成る程、そういうことですか···」
高木が納得したように頷く。
「是」
三島が中国語で返事をすると、一同は納得したようだ。
まあ、コナンや安室以外の話だが。
(一如既往的锐利)
そう思いながら、人知れず三島は笑った。
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チェスのクイーン - 有り難うございます!更新頑張ります! (2022年2月5日 18時) (レス) id: 12c047e2ba (このIDを非表示/違反報告)
AYA - この作品めっちゃ面白いです! 更新頑張って下さい! (2022年2月5日 12時) (レス) @page3 id: 38ab2f94d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チェスのクイーン | 作成日時:2022年2月4日 20時