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ドンドンドン!!!
不死川が恋柱邸から出て数分ー…
荒々しく門を叩かれる音に驚き、Aは急いで玄関を飛び出した
A「誰っ!?一体なにが……!」
門の扉を開けた瞬間、飛び込むように入ってきた人物にAは目を見開く
そこにはー…
A「し、しのぶ…!?」
し「A…!」
息を切らし、汗を流しながらAを睨むように見つめる胡蝶しのぶが立っていた
A「な、何で……っ」
し「一緒に蝶屋敷に来てください!貴女は血鬼術にかかっている可能性があります!!」
A「え、えっ…!?」
し「早くっ!直ぐに調べないと!!」
しのぶは後退るAの腕を掴み、ぐいぐいと引っ張る
A「ま、待って…やめて!離して!!」
し「時間がないんです!」
それでも尚、暴れるAにしのぶは唇を噛み懐から注射器を取り出した
A「!?な、何をするつもり!!?」
しのぶは驚くAの腕を捻り上げ、地面にうつ伏せに倒すと、その背中に馬乗りになった
A「やめて、やめて!!」
し「大人しくしてください!」
掴んだままのAの腕に、針を当てようとした
その時ー…
「何してやがるゥ」
地を這うような声音に、Aの腕に針を刺そうとしていたしのぶの動きがピタリと止まった
A「し、不死川さん……!」
なんとか首だけ回して後ろを振り向けば
ビキビキとこめかみに青筋を浮かべた不死川が、恐ろしく冷たい目でしのぶを見ていた
し「邪魔しないでください!私はAを助けようとしているだけです!!」
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抹茶もち(プロフ) - ゼリーさん» 嬉しいです(*´・∀・`*) (2021年4月18日 18時) (レス) id: 4481fd6e11 (このIDを非表示/違反報告)
ゼリー - 続きがたのしみ (2021年4月18日 9時) (レス) id: 0e2fa8cd07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:抹茶もち | 作成日時:2020年9月5日 14時