産屋敷邸。九人の柱 ページ1
保須市襲撃事件より三日後ー…
「おはよう皆。今日は急な召集にも関わらず集まってくれたこと、嬉しく思うよ」
この日、限られた一部の人間しか知らない産屋敷邸に
鬼殺隊当主の産屋敷耀哉と、鬼殺隊の幹部である九人の柱がそろっていた
産「さっそくだけど本題に入ろうか。…雄英に行っているAが、世間を賑わしていたヒーロー殺しと戦ったらしい」
ころんとサイコロを振るように産屋敷の口から出た簡素な言葉に、横一列に並び、膝を折って深々と叩頭していた柱たちは弾かれたように顔を上げた
『竈門様はその後、現れた鬼と戦闘』
『その場には二人のプロヒーローと雄英の生徒三人がいましたが、怪我人は出ませんでした』
産屋敷の言葉を引き継いだ二人の童子の報告内容に、柱たちは眉を寄せた
そして…
『発言、よろしいでしょうか？』
小さく手を挙げた蝶の髪飾りが特徴の柱───蟲柱、胡蝶しのぶは、産屋敷が頷いたのを見て背筋をぴんと伸ばし向き直った
し「そこに居合わせた雄英の生徒というのは、前もって情報を渡していた生徒たちとは違うのでしょうか？」
産「そうなるね。プロヒーローの二人は鬼殺隊の存在を知っていた。しかし居合わせた生徒三人は違う…もっと詳しく話すと、Aはその三人の内、一人の生徒を護衛するために保須にいたんだ」
し「と、言いますと…？」
産「生徒の目的はヒーロー殺しへの復讐」
ザワッ
その言葉に、それまで黙って話を聞いていた柱たちの間にざわめきが走った
『なるほどねェ』
びり、と空気が震える
しのぶは産屋敷の許可を取らず、発言をした柱───不死川実弥に視線を向ける
実「要はそのガキの復讐劇に隊士が巻き込まれたってわけかィ」
し「不死川さん」
不死川を咎めようとするが、視界の端に産屋敷が片手を挙げているのを見て、しのぶは口を閉じた
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Miya111(プロフ) - うらつくで初めてのコメント！！大好きな柱達も登場してきて今後どうやって関わってくるのか楽しみです‐‐！！これからもがんばってください！ (3月17日 11時) (
レス) @page4 id: 13c857672a (このIDを非表示/違反報告)
抹茶もち(プロフ) - カミヨさん» ありがとうございます！これからも頑張りますので応援よろしくお願いします(*^^*) (2021年11月29日 17時) (レス) id: 4481fd6e11 (このIDを非表示/違反報告)
カミヨ(プロフ) - ついに三章目きたーー！！ねずこの存在と自分のことを緑谷達に知られてここからどうなっていくのか楽しみです！！これからも、頑張ってください！！ (2021年11月28日 23時) (レス) @page1 id: 51003a208a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：抹茶もち | 作成日時：2021年11月15日 14時
