悪女に花束を。

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！！！バチンッ！！！





し「っ…痛……」


甘「痛い？頬をたった一回叩かれただけで？」


叩かれた頬に手を当てながら、しのぶは甘露寺を呆然と見上げた


甘「貴女に何度も何度も殴打されたAちゃんは一体どれだけ痛かったか、考えたことないの？」


し「それは…」


甘「もう沢山よ。口を開けば自分の保身ばかり」


し「甘露寺さ「私の名前を呼ばないでって言ったでしょ！」


甘「Aちゃんを苦しませないで！傷つけないで！ちゃんと謝ってよ！！それが出来ないなら私たちの前から消えて！！」


キッとしのぶを睨みながら、甘露寺は涙を流して叫んだ


煉「甘露寺」


伊「甘露寺、大丈夫だ。こんな奴のために涙を流すんじゃない」


甘「ううっ……ひっく……！」


煉獄と伊黒は甘露寺を支えながら元の席へ戻った


不「お館様ァ。見ましたでしょう、この罪人の醜さを」


不死川はビキビキと血管を浮き出させながら座敷に座る当主へ顔を向けた


「………そうだね。こうなってしまった以上、しのぶの言い分を信じることは出来ない」


し「お、お館様…！」



カチャ



時「動かないでよ。手間かけさせないで」


時透は鞘から刀を抜いて迷うことなく、その刃をしのぶの首筋に当てた


時「僕、怒ってるんだ。炭治郎たちにも嘘をついて騙して傷つけたこと」


しのぶを見下ろす時透の目はゾクリと背筋が凍るほど冷めきっていた


悲「お館様、判決を…」


「……蟲柱・胡蝶しのぶ。本日を以て…「ま、待ってください！！」

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