32,『ブフォッwww』(イッスン) ページ34
〜イッスンside〜
ス)何とかするとは言ったものの…、いくら伝説の血筋でもあんな岩などとても無理だ。
…ムッ?まったく!こんな時に酒は切れるし…。やめだ、やめだ。今日はもうおしまい。
イ)…おっさん荒れてんなァ。
ア)ねェ…。
ス)鍛錬は明日からだ!酒がないから気分が乗らん。
鍛錬は明日からだ!
“明日出来ることは明日やれ”
それがこのスサノオの流儀よ
ワッハッハッハ!
鬼)今2回も『鍛錬は明日からだ!』って言いましたね。
イ)酒だとォ、この野郎…、…酒と言やあ〈あの娘〉が造ってるけどよォ。
ア)あぁ、クシナダの姉ちゃん?
イ)そうだィ。
ア)私個人的にあの姉ちゃん好きだよ。優しいし、美人だし、狼姿でもビビんないでむしろ撫でてくれたし。滅茶苦茶良い人だよ。
鬼)そう言えばアマテラスさん気に入られてましたね。
ア)取り敢えずさァ、クシナダの姉ちゃんの所に行ってみようよ。
そんなこんなで、クシナダの姉ちゃんの所に行った(アマ公は狼姿で)
ク)はぁ…どうしましょう、このままじゃ……あら?ワンちゃん、また来てくれたの?
イ)よォ姉ちゃん。今日も草いじりに精が出るなァ!
ク)まぁイッスンちゃん、貴方も一緒だったの?…そちらの方は?
鬼)初めまして、鬼灯と申します。
ク)鬼灯さんね。もしかしてこのワンちゃんの飼い主かしら?
鬼)そう思って頂いて構いません。
イ)ブフォッwww
ク)?
イ)ところでそんなしけた顔してどうしたんだィ?
ク)あ…そう言えば私大事な事を忘れちゃってたわ。実はお酒を造るのに水車小屋で精米をしなくちゃ行いけないんだけど、この前妖怪さんのいたずらで水車を壊されちゃったの…。
あのままじゃお酒の仕込みも出来ないし、困っちゃったなあ…。
鬼)…それはお気の毒に。
ク)せっかく妖怪さんに新酒“雷撃酒”を味見させてあげたのに、夜中に水車を壊したり畑を荒したり、大騒ぎするんだもの。
イ)よ…妖怪にそんなモノ飲ませて酔わせんなィ!…まったくこの姉ちゃんはよォ。
ともかく〈壊れたものを直す〉かァ…。
それくらい〈お前の筆〉でチョイチョイと…なァ?(ボソッ
するとアマ公は
わかってるよ
と言いたげな目でオイラを睨みつつ、水車へと向かった。
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作者名:迦楼羅炎 x他1人 | 作成日時:2015年4月3日 22時