ファンタジアを歌う君に【歌い手】_2

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坂田悠様と熊の可愛さを語れて本当に良かった！！
坂田悠様は気さくだし話しやすかったな

ｺﾝｺﾝ

天月｢A入るよ？｣

『あ、天月くん入っていいよ〜』

天月｢お邪魔します
A、流れ星一緒に歌ってくれない？
なんか一人で歌っても音程あやふやなところあって…｣

『あ、いいよ』

•*¨*•.¸¸♩

天月｢んー！！
やっぱ一人でやるより歌いやすいわ｣

ｶﾞﾁｬ

センラ｢お邪魔しま〜す｣

『センラ様！？』

センラ｢二人の楽しそうな声が聞こえたのでセンラも来ちゃった
Aさん、センラの部屋にピアノを持ってきたんだけどどう？来てみん？｣

『！！
行きたいです！』

ピアノはこの世界に来てから触れてなかったからもし触れる機会があるなら触りたい！！

センラ｢はぁ…良かった
行きたくなって言われたらどうしようかと思った｣

そうボソッと呟いたあと私の手を引くセンラ様

『あ、天月くん行ってくるね』

天月｢うん…｣

センラ様の部屋に行くと部屋の真ん中に大きな…

『グランドピアノ！？』

いや、普通にあれかと思ったキーボード的なやつ

センラ｢なんかAさんに弾いてもらうならいい音が出るやつにしたくて持ってきちゃったw
弾いてくれる？｣

『ｯはい！』

グランドピアノもコンクール以来弾いてないから数年ぶりに弾く
緊張する

よし、弾こう
そうだな…

•*¨*•.¸¸♬

センラ｢ｯ！！｣

私が選んだ曲はショパンの仔犬のワルツ
コンクールの課題曲だったから沢山練習したし、コンクールが終わっても楽しい気持ちになるから弾いてた思い出深い曲

センラ｢すげぇな…｣

『そんなことないですよ』

センラ｢いや、すごいよ
ピアノでこんなに感動したのはじめて｣

『ありがとうございます』

好きこそ物の上手なれ
本当にその通りだ
音楽が好きで自分で奏でた音で誰かの心を揺さぶりたくてそれ一心で続けて来た

誓えるよ
私は音楽が誰より好きだ

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