MK ページ31
あれよあれよとのせられてコンゴンズとAと飲み会をすることになってしまったが、なんとなくへチャニの狙いが分かってきて頭を抱えそうだ。
へチャニとロンジュンに挟まれながら、お酒を飲むAはかなり酔っている気がする。
もう既に11時半になりそうだが、3人とも時計を確認する気配はなかった。
あと15分以内にお店を出てタクシーに乗らないと終電を逃しそうだが、多分あいつらは終電に間に合わせるつもりはないだろう。
「………ジェノ、これって俺がAと一緒に帰れってことだよね」
「お〜、ヒョンにしてはいい勘だね」
「あぁ、ほんとに、ヘチャナ…………」
「一応俺も止めたんだけど、ヒョンごめんね。でもいい機会だと思うよ｣
「しょうがないからAと帰るけど、あとでへチャニのこと締めといて」
「ふふ、分かってるよ。マクヒョン頑張って」
終電にギリギリ間に合わないくらいの時間になって、嘘っぽく「ヌナ、もう電車ないかも！遅くまでごめん！」なんて言うヘチャン。ちらちら俺の方を見てくるのがうざい。
ぽわんとした顔でわぁ、どうしよっか〜なんて言っているAはかなり出来上がっていると思う。酔ったらこんなに可愛くなるなんて知らなかったので困ってしまう。コンゴンズが居ない時に俺だけに見せて欲しかったなんてワガママだろうか。
「A、家まで送るよ」
『あー、もうそんな時間……？』
「大丈夫？足元気をつけてね」
千鳥足という訳ではないがふわふわとした足取りのAを支えて店を出る。
マクヒョンごめんね、今日は俺が払っとく！なんてドヤ顔でしてやったりなヘチャン。
ムカつくけれど感謝の気持ちは大きいし、きっと今の俺に必要なのは行動ってことなんだろうな。
タクシーを捕まえて2人で乗る。住所は？って聞いてもんー、とAは頭が回っていないようだった。
「あー、すみません。ここまでお願いします」
不本意だけど、本当に不本意だけど、今日は俺の家まで連れて行くしかない。いつの間にか俺の肩に頭を乗せて寝ているAの頭をサラリと撫でる。
さっきまでぽわぽわしていたのは酔っていたというより眠たかったのかもしれない。寝ているだけなのに愛おしいと思ってしまうのは本当に末期な気がする。
ジョンウヒョンには申し訳ないけど、俺も大好きな人とそばに居たいんだ。
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RUI(プロフ) - みんさん» わー！ありがとうございます😢❤コメントがあるだけでやる気倍増です 🤭期待に応えられるよう頑張ります😳 (2022年10月4日 17時) (
レス) id: 771c256323 (このIDを非表示/違反報告)
RUI(プロフ) - 米粒さん» ほんとですか！！照れ屋さんなのにたまに男前でロマンチックなところがだせてたらいいなぁと思うんですけどそう言って頂けて何よりです😭❤ありがとうございます！✨ (2022年10月4日 17時) (レス) @page19 id: 771c256323 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！応援してます(^ ^) (2022年10月4日 9時) (レス) @page19 id: 8606f4966b (このIDを非表示/違反報告)
米粒(プロフ) - ほんと、このお話のマーク最高です。応援してます!! (2022年10月4日 0時) (レス) @page19 id: 6d9e8baccd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RUI | 作成日時：2022年9月25日 22時
