【募集企画小説】ヨコハマのイレギュラー達【文スト】 (ページ43)

今日:6 hit、昨日:3 hit、合計:3,457 hit

運命論者の悲み其ノ参ページ43

「福沢さんの暗殺……か…出来ると思うか？」

「「無理」」

まぁ、そうだよな。

厄介そうだがそうでない……

……厄介とすれば……この先起こる事､ほぼ全て……

組合やフェーヂャ､アガサさんが来るし、

もしかすれば‘彼奴’も……

私は自分が頼んだ酒を飲み干す

「ダイキリ…希望だっけ？」

「‘黎霞に希望が訪れるように’と思ってな…

自分で呑んでいるからあれだが」

「何時か黎霞に希望が舞い降りれば良いですね」

「嗚呼……ところで…

“うずまき”の時の女性…誰だ？」

ピクリと珞は反応し、

太宰はﾌﾞｯっと飲んでた酒を吹く……汚いぞ太宰…

「御前達知ってるな?絶対知っているよな?」

「…知ってるも何も…珞の元･相棒…ですからねぇ」

「來夢……そんなの何時…?」

「ん～…探偵社に帰って、

晶さんに解体と治療された後､

2人が見当たらなかったのでな｡

暇だったから､書類終わらせて

“うずまき”の監視カメラハッキングしたら

2人以外に綺麗な1人女性が映っていたものだから

気になってn｢何してんですかっ!?｣…

…人の自由だろ｡

それに私は元々､

誰よりも人を殺した犯罪者だからな｡」

「「そこ関係ない!!」」

「……御前達2人…ツッコミ要員だったか?」

「「貴女がボケるからつっ込んでんだよ!」」

「……本当に仲良いよな御前達……」

「「織田作にそっくりだなそういうとこは!!」」

「煩いです」

「あぁ、すまないなマスター」

「「…………………」」

太宰と榊木は悟った。

‘絶対、織田作の事知っている‘

「ふぅ……良い酒場が知れた…帰ろう。」

「あ、お金お金……(ｺﾞｿｺﾞｿ」

「お金は既に頂いていますよ(ﾆｯｺﾘ)

あと、銀髪の方……これを渡しておいてくれと…」

「私に……？」

「…心当たりある……？」

「私、無いよ…黎霞か…?」

「！……あんにゃろォ………2人、これ見てみろ…」

「「？？」」

そこに書かれていたのは……

しかも習字のような字だ……

「ハハハ……相変わらず､靃さんはキザだね……」

「……彼奴…コロス」

「誰だか知らないけど……

罪重くするのはやめなよ!?

探偵社の社員であろうとも捕まるよ?!

そして、さっさと帰ろう！」