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運命論者の悲み 其ノ弍 ページ42

「兎に角、何故今のような関係になったのかは何となく察した」

珞が言うと黎霞はいつも通りつまらなそうな顔をしてモヒートを1口飲んだ

「うーん。私と同じように任務放棄するかい?」

「それいいかもねぇ」

あ、でも…。と、黎霞が言葉を続ける。

「次の任務は…。中也と…東北かどこかへ遠征かなにかだよ!」

元気いっぱいに言う黎霞を叩く來夢。

「ちゃんと覚えていたまえよ…」

「変わらないな…」

呆れる太宰と呆れながらも懐かしむ珞。

「あはは。冗談だよ。次の任務は…」

いきなり真面目な顔になる黎霞を見つめる3人。

「…福沢諭吉暗殺だよ。意味はないらしい。今は組合と戦争してるわけでもなければ武装探偵社と抗争してる訳でもない。本当に気まぐれなのだろうね」

呆れた声を出して言う黎霞。

自分以外探偵社員だと言うのに、呑気なものである。

「…それ、いつだい?」

「約3時間後」

あと3時間しかないのにこんなところで呑気にカクテルを飲んでていいのか。

「あ。その時に社長にこう言いたまえ!」

いつも通りのなにか裏がありそうな貼り付けた笑みで黎霞の耳元で太宰がなにかを言う

「何を言ったんだ?太宰…。恥をしれ」

「脈絡ないね」

「あ。そう言えばここに来る前、尾崎に'闇の花は闇でしか憩えぬ。光を浴びれば枯れてしまうだけじゃ'と言われたのだよ」

黎霞がそう言うと3人はため息をついた。

「なんでため息?!」

「意味は無い」

「あ、そう」

たんたんと会話する3人。

何気に息はぴったりである。

「…黎霞、もしかして森さんに本気の殺気をでも味わされた?」

「どうしてわかったんだい?」

「君が震えるほどの殺気だなんて森さん以外に考えられないから」

実際に黎霞は大抵の殺気には怯えるなんてこともない。

もっと言えばどんな拷問をされようと情報を吐くことは無いし、薬も効かない。

ポートマフィアの幹部総長であるからにはそれほどではないといけないからだ。

「兎も角…任務に行ってくるよ」

いつの間にか飲み終わっていたモヒートを見つめながら黎霞は本部へ向かった

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ナタデココ(プロフ) - 弓月さん» ありがと (2018年6月30日 23時) (レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)
弓月(プロフ) - あ。続編くっつけたの (2018年6月30日 23時) (レス) id: 32509f2cb7 (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - 弓月さん» wwwwwww (2018年6月30日 23時) (レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)
弓月(プロフ) - ナタデココさん» ありがとつ。この恩は3分後まで忘れない← (2018年6月30日 23時) (レス) id: 32509f2cb7 (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - 弓月さん» いいぜ← (2018年6月30日 23時) (レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナタデココ x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年6月2日 17時

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