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或る爆弾 其ノ玖 ページ33

気がつけば任務場所である袋小路に来ていた。

こんな時でも私は任務に忠実なのかねぇ…

さっきの出来事のせいか、彼との記憶が脳裏に浮かぶ

─黎霞、また怪我したのか?

怪我した時、いつも心配してくれた。

…まぁ、ほぼ自分でつけたものだったけれど。

─確かにそうかもしれないな…

天然でツッコミどころがあってもつっこまないとき、突っ込んだのは…

─織田作さん、そこ、突っ込むところです。黎霞も…

安吾だった。忌々しい。安吾。

─黎霞…あいし…て、た…

死ぬ間際になって告白してくるような。

そんな奴だったけど。

私が心から愛した人だった。

そんな彼の遺言を私は無視して今、ポートマフィアで人を殺している。

「…戻りたいッ」

目から溢れてくる涙は私の本心を表していた。

ただただ。光にいたい。探偵社に戻りたい。

そう思いながら私は治に電話をかけた

『どうしたんだい?』

落ち着いた安心出来る声にとめどなく溢れてくる涙をとめれることはできなかった

「……探偵社に…戻りたいッ…」

それは間違いなく私の本心で…

私の…。願望だった。

電話越しでも治が息を呑む音が聞こえる。

『……君の任務が終わったら、lupinにおいで』

「うん」

そう言うと治は電話を切った

治なら、何とかしてくれる。

そんな淡い期待をこめていた。

涙を拭き、いつも懐に忍ばせているメスを見る。

銀色のメスに反射して見えた私の瞳は黒く濁っていた。

「…私に光は…似合わないよねぇ……」

メスを懐になおすと近くの屋根に登り、樋口が探偵社員を連れてくるのを待っていた

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ナタデココ(プロフ) - 弓月さん» ありがと (2018年6月30日 23時) (レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)
弓月(プロフ) - あ。続編くっつけたの (2018年6月30日 23時) (レス) id: 32509f2cb7 (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - 弓月さん» wwwwwww (2018年6月30日 23時) (レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)
弓月(プロフ) - ナタデココさん» ありがとつ。この恩は3分後まで忘れない← (2018年6月30日 23時) (レス) id: 32509f2cb7 (このIDを非表示/違反報告)
ナタデココ(プロフ) - 弓月さん» いいぜ← (2018年6月30日 23時) (レス) id: 67a39a2c5a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ナタデココ x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2018年6月2日 17時

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