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中島敦(3) ページ4

ピッ ガコン

社内の休憩室にある自販機でコーヒーを買う。
一口ふくみ終わり、敦くんを見ると
開けていない缶を両手で握りながらうつむいていた。

私の手の中のコーヒーも
あと半分もなくなってきたころ、横で音がした。

買うだけ買って開けていない缶を
敦くんが机に置いた。

「飲まないの?」そう訊こうと口を開けた時だった。

敦「あの…!」

『…はい?』

なるべく軽く、そう意識ながら返事をし、
私も缶を机に置いた。

敦「あの…僕、Aさんにこのこと...
...言わなきゃ気が済まないと思って…
聞いていただけますか?」

『···』

私は静かにうなずいた。

敦「僕…年下だし……こんなんだし…。
だから、Aさんの眼中にもないと思いますけど…
けど…!僕はAさんが…好き…です!」

絶対嘘だ、そう思った。
だって...
普通に考えて私は釣り合わない。

だけど、敦くんの
握りしめた拳が震えているのを見て
心がぎゅっと締め付けられる。
嘘じゃないんだ、そう実感した。
私はその左手を両手で包むようにして握る。

『…ありがとう。すっごく嬉しい…』

自信無さげに落ちていた視線が上がる。
普通にしていても大きい目が、さらに見開かれる。

敦「っじゃあ…!」

『うん!…実は私も
……かなり前から好きなんだよ』

敦「っはぁ、よかった…」

こうして、私たちの"片想い"には
終止符が打たれ、
新たなステップた始まったのであった。



〜おまけ〜

『でもさぁ、敦くんも物好きだよね?』

敦「えっ?」

『私、年上なのに...』

敦「良いじゃないですか...
......好きになっちゃったんですもん//」

『っ///
....あぁーもう!なんでそんなに可愛いのっ!』

敦「それ、セクハラですよ?...なーんて」

『ごめんなさぁ〜い!』

国「お前ら.....
イチャイチャしないで仕事しろ!!」

江「まぁまぁ、良いじゃないか」

国「乱歩さん......」

....そんなこんなで、
私の職場はいつもにぎやかなのです!

<終>

出会い:太宰 治<沙奈>→←中島敦(2)



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設定タグ:文スト/アニメ , 恋愛/夢小説 , 文豪ストレイドッグス   
作品ジャンル:アニメ
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沙奈(プロフ) - りーさん» ありがとうございます!! (2017年2月19日 19時) (レス) id: 0f02b877cd (このIDを非表示/違反報告)
中木寸(プロフ) - りーさん» ありがとうございます♪ すごく嬉しいです!! (2017年2月19日 7時) (レス) id: a44eb57920 (このIDを非表示/違反報告)
りー - す、す、すばらしい!面白い!! (2017年2月19日 1時) (レス) id: f61dc6bc39 (このIDを非表示/違反報告)
中木寸(プロフ) - 凛さん» こんばんは!コメありがとうございます!凄く励みになります! そうですね、明日は太宰さんです!(中木寸) (2017年1月8日 23時) (レス) id: a44eb57920 (このIDを非表示/違反報告)
- 明日は月曜日なので太宰さんですか? (2017年1月8日 23時) (レス) id: 1c1b7ec988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:中木寸&沙奈 x他1人 | 作成日時:2017年1月1日 12時

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