【文スト】Stray Love5

国木田独歩(3) ページ36

Aside

だって国木田くん、分かりやすいんだもん

ちょうど近くにいる、なんて嘘。
電車乗って来たんでしょ？

...駅内からでてきた
国木田くんらしき人が見えたから

...女の勘？笑

国｢...見られてたのか｣

照れ臭そうに頭をかく国木田くん。

『知らないふりしてる方がよかったかな？』

国｢いや...ただ
俺はそれっきり嘘はつかない！｣

『あははっ...
私もひとつ嘘ついていい？』

国｢あぁ｣

『.......この関係に
終止符を打ちたいと思ってる』

･･･

国木田side

衝撃が走った。

国｢すまない...迷惑だったか？｣

うろたえる俺に優しい微笑みをむける

そのどこか哀しげな瞳に
心臓が高鳴った。

『...ははっ嘘だよ、これが嘘』

国｢...無理するな。
俺には嘘には思えない｣

嘘だったら別に
哀しくともなんともないだろう

国｢負担にはなりたくないんだ｣

『...じゃあ本音言うけど』

国｢嘘偽りなく言ってほしい｣

コクンと頷いて
Aが口を開いた。

『私が国木田くんを好き、って言ったらどうする？』

それはつまり...

心臓が高鳴る

国｢仮にその日が4月1日だとしても
Aが納得するまで首を縦に振りつづける｣

『じゃあ......好きです』

俯くAの耳が赤く染まっていた。

･･･

Aside

い...言っちゃた....///

怖くて恥ずかしくて

顔を見られたくなかったから
私は顔を上げようにも上げられなかった。

すると、とうとう国木田くんが


私の顔を覗き込んだ。


目があった。



国｢...こんな俺で良ければ｣


目をそらさず言う国木田くん。

私は動揺して目をそらした。

『...もう.....恥ずかしいから..///』


変なトコで勘が鈍いっ！


『これからも.....よろしくね？』

＜終＞



･･･


久しぶりに
割と(、、)まともに書けたような...



....お、俺だってたまには
甘えたくなることがあるんだ！

と国木田くんが言っております。笑

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