【文スト】Stray Love5

怖い:太宰治<中木寸> ページ10

Aside

太｢今回の仕事は長引きそうだねぇ｣

『やっぱそう思う？』

太｢ま、長引くだけ私はAと
2人きりでいれるってことだし
.....文句はないかな｣

『......//』

そう、私は治とコンビで仕事に来ている。
治とコンビにを組んだのは
国木田くんの粋な計らい...？

と思ってたけどよくよく考えると
鈍感な国木田くんに限ってそれはないか。

･･･

....時は流れてすっかり夕方。
仕事を終わらせる事ができなかった私たち。

治が探偵社に何やら電話してる。

太｢えーっ！それ本気でいってるのかい？｣

...彼の口調的に、
対応してるのは国木田くんかな？

太｢そ〜んなぁ〜！って、ちょ、と待って！
国木田くん！国木田くん？！

........一方的に切られた｣

だろうねぇ

『で、国木田くんは何と？』

太｢帰ってくんなってさ。
....仕事終わるまでは
そっちで寝泊まりして何とかしろって言われたよ｣

『うーわっ....鬼畜。。。』

太｢だよねぇ｣

･･･

太宰side

何軒も何軒も当たって
やっと見つけた空きのある宿は
かなりガタがきているようだった。
.......しかも１人用部屋１つ。

『あー...ははは、仕方ないかぁ..』

いつもサバサバしてるAも
明らかに戸惑ってる

太｢ごめんね｣

...出て行く気はさらさらない。
私はポーカーフェイスを崩さぬよう努めた。

なんかもう旅行気分!
Aと一緒なら仕事終わらなくてもいいかな...

部屋にはどこからともなくすき間風が入ってきて
異様に寒い上暖房器具なんてものはない。

『...ここ、何も出ないよね？』

太｢出るわけないじゃないか...とも言いきれないけど｣

『うえぇ...最悪じゃん』

太｢...帰ったら国木田くんに仕掛けようか｣

『お、のった！』

前言撤回。
.....早く戻りたい。


ていうかA、
私のことすっごい警戒してるなぁ。

距離が...無駄に距離が離れてる。
まぁ、無理もないか

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