先代封印異変 (ページ18)

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第十八話　「厄災」ページ18

音がした方向には大図書館に続く階段があった

階段を駆け下りて大図書館に飛び込んだところには…

パチュリー「コア！コア！！」

霊夢「パチュリー！」

そこにはパチュリーと小悪魔が居た

パチュリー「嫌…嫌よ！ねぇ…コア！」

霊夢「なにがあったのよ！」

パチュリー「霊夢…」

パチュリーがこんなに取り乱したところなんて見たこと無い…

霊夢「大丈夫？」

パチュリー「…大丈夫だと思う！？」

霊夢「そうね…無駄な質問だったわね…」

パチュリー「回復魔法を掛けても…治らないのよ…どんどん消えていってるの…」

よく見てみると小悪魔の身体が消え始めていた

パチュリー「使い魔だから…回復してから戻ってくるのは分かってるわ…でも…」

霊夢「パチュリー…」

パチュリー「１人は…怖いのよ…もう孤独は…嫌なのよ」

霊夢「…大丈夫よ。あなたは独りじゃないじゃない。レミリア達がいるでしょう？」

パチュリー「…取り乱してごめんなさい。レミリア達のところへ行ってあげて」

霊夢「…えぇ」

パチュリー「コア…」

大図書館を出て部屋に向かう…嫌な予感がする

大図書館を出た時フランの部屋によったけど誰もいなかった

霊夢「レミリアとフランは一緒にいるはず…」

咲夜が来たってことはレミリアが命令したのね…とにかく急ぎましょう

霊夢「レミリア！フラン！」

叫びながら部屋に入ると…そこにはレミリアとフラン…そして…見知らぬ妖怪がいた

レミリア「霊夢！咲夜…間に合ったのね」

霊夢「なによこの惨状！」

レミリア「説明してる暇は無いわ！」

？？「…どれだけ食べても満たされない」

霊夢「霊符：無双妙珠！！」

？？「…」

勢いに任せスペカを放ったが軽くかわされてしまった

そのまま妖怪は窓を割って逃げていった

霊夢「なっ…待ちなさい！！」

レミリア「フラン。大丈夫？」

フラン「うん…目も見えるようになったよ」

霊夢「なにがあったのよ」

レミリア「急にあの妖怪が現れてね…攻撃を仕掛けてきたのよ」

霊夢「それにしても美鈴や小悪魔がやられるって…」

レミリア「あの妖怪…相当強いわ。私でも勝てる未来が見えないわ。来てくれてありがとう」

フラン「壊そうとしても何かが邪魔で壊れなかった」

霊夢「あいつ…見たことあるような…」

闇影「来たよ！」

光影「館の皆怪我は取り敢えず治しておいた。小悪魔は…一度魔界へ戻ったがな」

霊夢「来たのね」

グレイ「…お相手は相当お強いようですね」