先代封印異変 (ページ14)

今日:5 hit、昨日:9 hit、合計:855 hit

第十四話　「怪しい影」ページ14

永琳「あら光影、久しぶりね」

光影「久しぶりだな。てゐと鈴仙は？」

永琳「薬草を取りに行ってもらっているわ」

光影「そうか」

永琳「それで…姫様と妹紅はまた喧嘩なさったのですか？」

妹紅「こいつからだ」

輝夜「貴方からよ」

永琳「落ち着いてください…」

光影「はぁ…てゐ達の方に行ってみるか」

永琳「そう。ならついでに戻ってきてって伝えといてちょうだい」

光影「ん」

出たのは良いが…そういえば迷いの竹林だったな

はぁ…探すのも一苦労だ

光影「…ん？」

竹林をさまよっている時…竹の隙間から人影が見えた

光影「誰だあれ…」

近づこうとした時…俺の手を誰かが掴んだ

光影「誰だっ！」

振り返ると…そこにはてゐがいた

てゐ「あれに近寄るんじゃないウサ」

光影「なんでだ？」

てゐ「光影なら分かるウサ」

光影「まぁ…やばいってことはわかるな」

てゐ「とにかく帰るウサよ」

光影「…あぁ。その前に…写符：フォトプロバイド」

バレないように一枚…写真を撮った

光影「そういえば鈴仙はどうした？」

てゐ「先に帰ったウサ」

光影「そうか。なら帰るか」

てゐ「早くするウサよ」

帰っている間に俺は最近あったことを話した

鈴仙「てゐ。おかえり」

てゐ「ただいま」

永琳「薬草は取れたかしら」

てゐ「薬草は鈴仙に渡してるウサよ」

鈴仙「これです！」

永琳「ありがとう」

てゐ「…永琳。妹紅。姫様少し話があるウサ」

妹紅「！」

輝夜「分かったわ」

永琳「…光影。鈴仙手伝ってもらっていいかしら」

光影「了解」

…あの人影についてか

ーてゐ視点ー

…なんであれがまた現れたウサ？？

あれは”先代博霊の巫女が封印したはず”

そういえば…竹林から帰ってるときに光影に聞いたウサ

先代の巫女が現れた…どういう事ウサ？

戻ってきたって…死んだはず…まぁそんなことはどうでもいいウサ

四季映姫や紫が許してるってことは…あれと関係してるウサね

てゐ「…竹林の中に妖怪が居たウサ」

永琳「妖怪…普通じゃないかしら」

てゐ「…空亡」

妹紅「はぁ！？」

輝夜「あら…封印は…」

永琳「先代博麗の巫女の封印札…解けたってことかしら」

てゐ「先代博麗の巫女が生き返ったウサ」

妹紅「…霊華が？」

てゐ「生き返ったっていうかなんていうか…」

輝夜「久々ね。でも現れたってことは…なにか対策を考えてるのかしら」

永琳「けど姿が見えたってことは時間はあんまりないわね」

てゐ「気をつけるウサ」