甘えてみた【リクエスト】1 ページ11
あの、最近思ったんですが、私甘えのあの字もないくらいサバサバとした生活を送ってきたなぁ…って思いまして…。
昨日も天月がハグしてきたのに、邪魔と言って押しのけちゃったし…
だからしょうがないけど、ほんとにしょうがないから、今日は自分から甘えてみることにした
本当はそんなこと考えるだけで恥ずかしくてゆでダコ状態になりそうだけど今はその気持ちに蓋をして。
チラリと見えるソファーに座りながらスマホを弄る天月の後ろ姿。
トイレ行ってくると言って出ていったリビングの扉から、そろりそろりと音を立てない様に忍び足で歩み寄って天月の後に立つ
幸いテレビの音で床の軋む音は聞こえなかったらしい
気持ちに蓋をするって数分前に言ったくせに、チラチラと現れる羞恥に耐えながら覚悟を決めて、天月の背中に飛び込んだ
『わっ！』
「へっ、何？」
後ろから前に腕を回してソファーの背もたれを間に天月にぎゅっと力を入れて抱きしめると、なかなか腑抜けた声を出す天月
だけど、声の割には体はビクリと揺れただけで相変わらずスマホを弄っている
そんな天月に、恥ずかしいよりもムカつくの気持ちが大きくなって、少し悪戯半分でもうちょっと攻めてみることにした
『天月、？』
「ん？」
『私の事好き？』
「…どうしたの急に、今日は甘えたさんなの？」
『今は私が質問してる』
普段は滅多に言わない私の言葉に動揺したのか、質問に質問で返してくる
それにしても変わらない態度と声色。後からじゃ表情が読み取れないから……。するりと腕を引いて、ソファーをぐるりと回って天月の前に立つ
「…何？」
『好き？』
「ほんとにどうしたって」
下を向いてスマホを弄る天月は、私の顔なんて見る気もなさそう。
なんなのさ、いつもは鬱陶しいほどすきすき言うくせに。
なんて、心の中で不満をつぶやく。
そしてそれと共に相手にされない寂しさを感じてしまって…
「…えっ、？！」
『私は好きだよ。天月の事』
下を向いている天月と目線を合わせるように膝を床について、ちゅっと可愛らしく頬にキスをした。
その瞬間にばっと顔を上げれば、自然と目線が合うわけで
今気がついた真っ赤っかに染まった天月の頬に、動揺の色を隠せていない瞳に、自分がしてた事が恥ずかしくなって、徐々に徐々に身体がじんわりと熱くなるのが分かる。
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ツクイ(プロフ) - にゅまさん» ヾﾉ≧∀≦)oｲｴｲｴ! やってみて下さい(*’ω’*) (2018年7月6日 18時) (
レス) id: 9d304eeb69 (このIDを非表示/違反報告)
にゅま(プロフ) - ツクイさん» ツクイさん！2度目ありがとうございます！！家出ドッキリ！やってみたいと思います！ (2018年7月6日 18時) (レス) id: e208efc8b5 (このIDを非表示/違反報告)
にゅま(プロフ) - アップルパイさん» アップルパイさん、リクエストありがとうございます！！読み返して貰えるの嬉しいです(照)大丈夫です！！夢主ちゃんの甘え欲しいですよね (2018年7月6日 18時) (レス) id: e208efc8b5 (このIDを非表示/違反報告)
ツクイ(プロフ) - リクエストもう1回失礼します！夢主ちゃんが家出するドッキリお願いします！ (2018年7月5日 23時) (レス) id: 9d304eeb69 (このIDを非表示/違反報告)
アップルパイ(プロフ) - 何回も読み返してしまうほど好きです！ リクエストなんですけど、夢主ちゃんが天月さんに珍しく自分から甘える、って感じの出来ますかね…? (2018年7月5日 22時) (レス) id: 46a98dfeb2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：にゅま | 作成日時：2018年5月16日 8時
