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入院生活 28 ページ29

『や、と着いた』

「凄いね!ほら、やっぱり真冬は大丈夫!」




喉の乾きが酷い

体の倦怠感が凄い



そんな事よりも、女の子が僕に言った言葉




僕の名前

大丈夫




光に照らされて鮮明になった顔








『A…』

「真冬、ちゃんと生きてね」







どういうことか分からない。
何でAがいて、僕に生きてというの…?





そんな僕の困惑した思いとは裏腹に

彼女はポロポロと涙を零していた

でも、やっぱり笑っていた





じゃあね、という彼女の手を掴む。

いや、掴もうとした。



僕の手からするりと抜けていく彼女の手

ちゃんと見れば少し半透明で、本物の彼女じゃないことくらいすぐわかった



「お別れだね。ばいばい」

『待って!』



僕に背を向けて歩いていく彼女の背中はいつもよりもっと小さく感じて、確かに震えていた

いくら追いかけようとしても彼女との距離は遠くなるばかり。



『うわっ!』



僕は、どこから吹いたのかわからない向かい風に、とん。と光の中に落とされた






それは暖かく優しい光






それは天井に張り付く光






それは、蛍光灯……。?









「先生、真冬君が目を覚ましました!」

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Cocoa@そらまふらー/crew - 感動しました…涙が止まらない(;∀;) 文才分けてください(( これからも頑張って下さい! (2018年8月14日 21時) (レス) id: 13604fc398 (このIDを非表示/違反報告)
どこかの誰か - 普通に感動してボロ泣きでした(;Д;)こういう話には弱いもんで…。にゅまさんの才能を感じました!これからも色々読んでいきたいです(´ω`) (2018年8月10日 15時) (レス) id: d235b15c87 (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - この話は切なくて泣けてしまいました。涙ってこんな簡単に出るのかな?って思いました。 (2018年6月9日 22時) (レス) id: a3a1fc3f89 (このIDを非表示/違反報告)
ゆう - 切ないけど、幸せな話で感動しました。 (2018年6月9日 15時) (レス) id: e6be9093a8 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこ - ヤバいです。泣きました。私こんなに涙腺緩かったっけ? (2018年6月2日 20時) (レス) id: 46f91ead37 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゅま | 作成日時:2018年5月4日 4時

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