標的127 XANXUSの怒り ページ26
「ぐあっ」
ゴパッ‼
口から血を吐き手が真っ赤に染まっている。
さっきリングがXANXUSを拒んだ所為で出血がかなり酷い。
「ぐお‥‥‼ぐっ‥‥」
カラン‥‥。
あいつの指からボンゴレリングが抜け落ちる。まるでリングがXANXUSの手から去るかのように。
「XANXUS様!あなたにリングが適正か協議する必要があります」
「だ‥‥黙れ‼叶わねーなら道連れだ‼どいつもぶっ殺してやる‼」
な‥‥なんだって⁉
「どこまでも腐ってやがる‥‥やらせるかよ!」
近くに居た獄寺君達が武器を構える。それに向こうからはヒバリさんとAさんがいた。
でも‥‥さっきの毒もそうだけど、獄寺君達は今までの戦闘で相当怪我している。俺ももう、ここから立ち上がることすらない‥‥。
そして彼等は俺達に更に追い討ちをかけて来る。
なんとXANXUSは勝利後に俺と関わりのある者を全て殺す為、幹部クラスの次に戦闘力の高い総勢50名のヴァリアー隊が間もなく到着するとのことだった。
リボーン達も応戦しようとするも、観覧席の赤外線を解除出来ないように細工されていた。
そんな‼‥‥どうしよう‥‥このままじゃ‥‥。
『狼狽えるな‼』
「‼」
Aさんはゆっくりと刀を抜き、マーモン達に鋒を向けた。
『いいかお前達、しっかりと武器を握れ‼その場から動けぬようならツナを守れ‼まだ動ける奴は私と共に戦え‼私は絶対に誰一人仲間を死なせない‥‥絶対に守る‼』
Aさんもあの時の出血や怪我で身体に限界が来ているはず、なのにそれを一切見せず、もう時期来るヴァリアー隊と戦おうとしている。そんな彼女の目には絶対に俺達を守ると言う覚悟があった。
凄い‥‥Aさん‥‥。
「くっそう‼こうなりゃ俺達だけでやるしかねぇ‼」
Aさんの言葉は俺達の失いかけた戦意に火を付いた。
もう‥‥俺達だけでやるしか無い‼
すると向かいの校舎から足音が聞こえた。
来た‼
「報告します。
我々以外のヴァリアー隊全滅‼!」
その言葉に俺達は驚いた。
あの50人を‥‥残り3人まで倒したって言うの⁉
信じられなかった‥‥既にこの3人もその場から動け無さそうだ。
「奴らは強すぎます‼鬼神の如き男達が間もなく‥‥」
「“
ゴギャンッ‼
突然物凄い回転が掛かった鉄球が残りの3人を倒してしまった。
あの技は‥‥‼
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作者名:☆にゃんロック☆ | 作成日時:2019年3月14日 22時