標的120 大空戦開始 ページ16
ツナ達は気合いを入れる為に円陣を組もうとしているようだが‥‥クローム達はやらないと思うぞ?勿論私もだが‥‥。
「お前達はそこに居ればよいからな、10mルール改訂したからよいんだ!」
了平曰く、10m以内の者は円陣に入ったとみなす極限ルールらしい。
円陣を組んだ後、全員ツナに一言応援の言葉をかけて各守護者戦のフィールドに向かった。
『ツナ、お前ならやれる』
私も一言言い、自分のフィールドに移動した。
***
図書室の前に止まると外には大きなポールが、頂上には月のリングが置かれていた。
結局、私は何をすればいいのだ?チェルベッロは私もフィールドに移動しろと言って今此処に居る訳だが‥‥。
守護者同士奪い合うのか?と思っていたその時、
グサッ‼
『!⁉あっ』
突然リストバンドした左手首に痛みが走った。そしてその痛みは全身に回り、足の力が抜けてその場で倒れてしまった。その拍子に手にしていた刀が床に落ちてしまった。
《ただ今守護者全員にリストバンドに内蔵された毒が注入されました。
デスヒーターと呼ばれるこの毒は瞬時に神経を麻痺させ、立つことすら困難にします。
そして全身に貫く燃えるような痛みは徐々に増して行き30分で‥‥絶命します》
チェルベッロは1つだけ毒の進行を止める方法があると言った。それは守護者のしているリストバンドの凹みに同種類のリングを差し込むことで、内蔵されたデスヒーターの解毒剤が投与される仕組みになっているらしい。
大空戦の勝利条件は2つ、ボンゴレリングを全て手に入れること、そして月の守護者である私を生きた状態で守護者の誰かの側に置くこと。
《それでは大空のリングXANXUS
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作者名:☆にゃんロック☆ | 作成日時:2019年3月14日 22時