標的31 子虎の気遣い ページ49
『・・・』
雲雀「・・・」
一時間ぐらいたっただろうか。彼女をチラッと見るとピッタリサイズのセーラー服を着た彼女はソファで作業をしていた。・・・それにしても少し寒いな・・・足が冷えてきたよ
子虎1「にゃー‼」
雲雀「‼」
雲雀の足の上に子虎がじゃれついていた
・・・猫？いや、猫にしては足が大き過ぎるな・・・もしかして、虎？
五虎退「虎くん‼邪魔しちゃダメですよ‼」
白くて小さい犬が子虎に吠えていた
『‼こらこら、仕事の邪魔しちゃダメだろ？』
黒崎Aは子虎を抱っこして、めっ‼と鼻を軽く叩いた
子虎1「みゃう〜」
ごめんなさいと言っているかのように子虎は鳴いた
『もうしないって？ふふ、偉い偉い』
子虎の頭を撫で撫ですると子虎はすぐに元気になった
『済まなかったな、この子が邪魔したみたいで』
僕に向かって微笑んできた。やっぱり胸が熱くなる・・・
雲雀「・・・ふん」
僕は素っ気ない態度を取ると足元で何か温かいものに当たった
雲雀「⁉」
少し椅子を引いて机の中を覗くと、他にも四匹の子虎達が足元に擦り寄っていた
『ん？お前、もしかして足冷えていたのか？』
‼もしかして僕が冷えている事に気付いて温めようとしてたのかい？
『よく三日月とかにしているからな、それで雲雀の足を温めようとしていたんだな』
子虎達はそうだとばかりに鳴いた
『ふふ、いい子だな・・・あっこれ、終わったぞ』
‼さっきの量をこの短時間で全部終わらせたのかい？僕でも一日かかるのに・・・しかも訂正しているところもある
雲雀「ワオ、もしかして君こういうの慣れてる？」
『まあな、訂正もしておいたからな、さてとっ』
彼女は僕の分の書類を持ち上げた
雲雀「‼何してるの」
『何って、お前の分もやるんだが？』
黒崎Aは首を傾げながら言った
雲雀「それは僕がやるから君は休んでなよ」
僕がそう言うと彼女はポカーンとした顔をしたかと思うと
『あはははは‼』
雲雀「ムッ・・・何か可笑しかったの？」
『いや、お前は意外と人に優しいんだなって思ってな。だが安心しろ、まだまだ余裕あるしお前の方こそ疲れているだろ？子虎達を貸すからそこで温まっておきな』
いきなり笑った理由がそれだったの？
雲雀「僕は別に疲れてないよ」
『嘘だな』
‼
#番外編“鬼はー・・・逃げろ”→←標的30 学校を牛耳る者の苦労
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☆にゃんロック☆(プロフ) - ありがとうございます！更新がマメなので（笑）頑張ります！ (2017年12月24日 19時) (
レス) id: dc2af0ab17 (このIDを非表示/違反報告)
ベル(プロフ) - 初めから読みました！更新楽しみに待っています！ (2017年12月24日 17時) (レス) id: efb845659a (このIDを非表示/違反報告)
☆にゃんロック☆(プロフ) - わわ！嬉しいです！コメントありがとうございます！ (2017年12月20日 6時) (レス) id: dc2af0ab17 (このIDを非表示/違反報告)
バルス - 更新楽しみにしています。これからも更新頑張ってください。 (2017年12月19日 18時) (レス) id: b23ba81042 (このIDを非表示/違反報告)
☆にゃんロック☆(プロフ) - コメントどうもありがとうございます！これからも更新頑張っていきます！ (2017年12月10日 22時) (レス) id: dc2af0ab17 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：☆にゃんロック☆ | 作成日時：2017年11月20日 7時
