兄と瓜二つ～願～ (ページ2)

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道の選択ページ2

「任務だと聞いた…。
　頑張れよ。」

　俺がそう言うと煉獄は笑った。
　真っ直ぐな笑顔で。

煉「ありがとう！
　冨岡から
　そんなこと言ってくれるなんて珍しいな！」

　そう言って行ってしまった。
　煉獄に感謝を伝えないといけない。

　そう思っていたがもう何処かへ行った。

　早くないか？

　帰って来た時に伝えるか。

　まさかこんなにも暖かく支えてくれているのだと
　考えもしなかった。

　甘露寺に胡蝶、煉獄。
　他の柱も俺のことを支えてくれている。

　俺は毎日ずっとAを探しているが
　中々見つからない。

　諦めそうになった時もいつも通り
　接してくれたおかげで前を向けた。

　錆兎…。
　俺は力になれるのだろうか。

　伊黒、いや皆と共に君の妹を助ける
　力なんてあるのだろうか。

　ごめん、必ず幸せになって貰うから。
　幸せを目の前で見させてあげられるまでは

　俺のこと、許してください。
　

　

　そういえば俺も今日は任務だ。
　早く行かなければ。

　もう誰にも傷ついて欲しくない。
　鮭大根を食べ、俺は鬼狩りをしに向かった。

　やはり鮭大根は美味いが今はそんな気分じゃない。
　それにAが作ったのが一番なのに…。

　今は鬼を狩ることに集中だ。
　そう思いながら俺は任務を果たしていった。