Strawberry＿3

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淳太side




リビングで少し休憩してると、手越から電話がきた。



大毅が苦しそうやって。



急いで部屋に行くと、大毅が発作を起こしてた。


大「はぁ………んｯ、じゅんた…、」

淳「苦しいなぁ、俺来たからな」



会話は出来てるからそんなに重くはないし、薬入れてなんとか治まったけど
朝微熱があったから油断できひん。



一応熱を計ったけど朝と変わらず。



大「はぁ、ありがと。祐也くんも、体調よぉないのに、ごめんな？」

手「あー大毅の発作にびっくりして治ったみたい。笑」

淳「それほんまか？でも今日は大人しくしとけよ？」

手「分かってる分かってる」






遊ぶの大好きなやつはみんな体調悪なったら「分かってる」って言うねん、

信用ならんわ。笑



でもまぁ本人もヘラヘラしてるし、大毅のこと見といてもらお。





淳「またなんかあったら電話かけてな」

手「はーい」



今の発作の記録をつけに職員部屋に行こうと部屋を出たとき、
今度は小山くんからLINE。


“まっすー、過呼吸になっちゃった。
今は落ち着いて寝てるけど、一応報告です”




この悪天候やもんなぁ。




まっすーが俺ら他の職員を大切に思ってくれてるのは分かってる。

でもそれと同じように、まっすーは俺らにどこかで線引きをしてる。


俺らはまっすーの全部を知らん。




まっすーが一体何を抱えてるのか分からんけど、
俺らに何も言うてくれへんのはちょっと悲しいんよなぁ。





かと言ってこんなデリケートな問題、すぐに解決できる訳でもないし。

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