三十六、決意 ページ46
[沖田side]
薫「どっ!どーゆう…」
貴「この世界が嫌いというわけではありません。…ですが……どうしてか、あの世界が気に入ってしまったのです…」
弥「んなこと言ったってなぁ剣心!」
あのトリ頭がサポートする
左「まぁでもAの言うことももっともだと思うぜ。だってな…」
すると旦那も横入りして剣心とやらに耳打ちする
左/銀「なんてたって栗毛チビは/総一郎君はAのこと好きだしよ、AもAでモヤモヤしてるんだぜ」
剣「なるほど…」
納得のご様子で。
剣「…拙者がAの道を決めるわけではないでござる。どう生きたいか、どうしたいかは、A次第でござるよ。また答えが見つかったら、いつでも拙者に話すでござる」
そう言って、今日は穏やかに終わった
貴「すべては…私次第…か」
沖「てか俺何も喋ってねェ」
左/銀「いや、ある意味役にたった」
沖「なんでィそれ」
そんな感じで1日は終わった
[貴方side]
昔、こんな事を比古様から言われたことがあった
”お前の体では奥義は習得できない。だが、お前のその秘剣をさらに磨けば奥義に匹敵する力を得られるだろう”
と
けど私は、秘剣を磨く前に山から下りてしまった
もう一度、比古様の元へ行って、技を磨きたい
これだけはどうしても。
貴「……」
満月の夜空を見上げる
懐から、横笛を取り出し強く吹く
幼い頃に、巴さんが教えてくれた横笛
貴「…好きです」
この気持ちに気づくと同時に、私はある決意を固めた
〜翌日〜
貴「…師匠」
私はあえて師匠と2人きりの時に話す
剣「どうやら…決まったようでござるな」
貴「はい」
剣「………」
貴「私は…やはりあの世界に居ます。あの世界は……素晴らしいです。個性的な人もいて、それに…」
剣「…想い人が出来たでござるな」
貴「…はい」
剣「拙者はその答えを尊重するでござる」
貴「ありがとう…ございました…!」
*〜*
沖「本当にいいのかィ?これで」
貴「…はい」
ここを出る準備は出来た
薫「…寂しくなるわね…」
弥「…なんだよ…。悲しくなんて…ねぇからな…!」
左「頑張れよ…A」
皆悲しい表情になる
そして最後に
貴「…師匠。師匠とあえて私は本当に良かったです。今まで…ありがとうございました!」
涙が溢れる中、思い出が詰まった道場から、私は去っていった……
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茅すみ - ゆうみんさん» 楽しみにしておいてくださいね!! (2016年10月22日 13時) (レス) id: ab43083710 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - Σ(Д゚;/)/彼女ちゃんのはもともとむこうのせかいのひとかあ次回楽しみです (2016年10月19日 21時) (レス) id: ebf61ebbdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茅すみ x他1人 | 作成日時:2016年8月7日 17時