一、ここはどこですか? ページ2
早朝。誰よりも早い起床。
小鳥の鳴き声が響き渡る、そして弥彦のいびきが響き渡る中、私は1人で剣を磨くための素振りをしていた。
あと642回…
と、あと少しのところを空から落ちてきたものに邪魔されてしまった。
貴「何?これ…」
それに触ってみると意外にも小さく、細長い形をしている。(iP〇o〇e5〇だと思ってください。)
何かよくわからないけど適当に押してみる。
ピッ
その音と同時にフッと私の姿が消えた。
*〜*
貴「んっ…?ここ…どこ?」
瞼を開けるとそこは、明らかに道場とは違った場所にいた。
周りを見ると、見た事のないものばかり。
貴「そ、空に……船が飛んでいる…!」
そんな…明治の技術で空に何か物を浮かせるなど出来るはずが…
それに…建物の札が全部左からの読み方になってる。おかしい…普通なら右……
本当にここは何処だろう。
「あの…大丈夫ですか?」
貴「…え?」
私は1人でボーッとしていたらしく、私が道のど真ん中に倒れていたのに気づかなかった。
声をかけてきた人は、齢30あたりの女の人。
「あ、あの…あなたは侍何ですか?」
貴「えーっと…まぁ、そういうことになりますね…」
その女の人は私の刀をジロジロ見ている。あ、廃刀令違反だから…
貴「あんまり気にしないでくださいね。これ。」
と、刀をポンポンと叩いた。女の人はホッとしたように安堵の息を漏らした。
貴「あ、あと聞きたいことがあるんですけど…ここってどこですか?」
「ここはって…ここは江戸ですけど…」
え、江戸!?
そんな、江戸でこんな技術なんて…第一私のいる場所は明治時代のはず……どうして…
貴「はぁ…困ったなぁ…」
私では、何もすることが出来ない。どうやったら戻れるのかなんて分かりもしない。
するとさっきまで黙っていた女の人が口を開く
「あの…もしどこかへ行く宛とかがないのならウチに来ませんか…?」
貴「本当ですか!凄く助かります。あの、詳しいことはまた落ち着いてから話してもいいですか?」
もちろん、とのようにコクコクと頷いてくれた。
「私は福音黒蜜と申します。」
貴「緋村Aと申します。」
黒蜜さんは団子屋を営んでおり、私は黒蜜さんの家に住み込む代わりに団子屋で働くことになった。
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茅すみ - ゆうみんさん» 楽しみにしておいてくださいね!! (2016年10月22日 13時) (レス) id: ab43083710 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうみん - Σ(Д゚;/)/彼女ちゃんのはもともとむこうのせかいのひとかあ次回楽しみです (2016年10月19日 21時) (レス) id: ebf61ebbdb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:茅すみ x他1人 | 作成日時:2016年8月7日 17時