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110話 ページ11

詳しい話は貴志の部屋でってことになり、部屋に行くと妖怪が居た

夏目「うわ!?ちょびひげ!?妖か? !どこからこの部屋に入ったんだ」
ちょび「私ほどの妖にちんけな結界は無意味であります」
先生「おい夏目、何を騒いで・・・うわ!?なんだそのちょびひげ!どこから入った」
ちょび「ちんけな用心棒も無意味であります」
先生「ちんけ!?」

似た者同士・・・

『で、そんな大物が何の用だ?』
ちょび「「人」の起こしていること故、「人」にお頼みしたく夏目殿ならと」
夏目「人が起こしていること?」

あぁ・・・それってもしかして・・・

ちょび「先日、河原を歩いていると近くを通った人間の老婆が私を見て(・・・・)悲鳴をあげたのでございます。ふと足元を見たところ、奇妙な陣があったのでございます」
夏目「━━━━陣?それってどういうことだ・・・」
ちょび「あの陣は我らにとって不吉であります。調べると人間の娘が描き歩いておるのです。夏目殿、言ってそやつを止めてください」
夏目「え!?」

やっぱり・・・

ちょび「さぁさぁ、こちらであります」
夏目「わー先生ー」
先生「待たんかナマズ野郎!」

ちょびひげは貴志を連れて外に行ってしまった

連れてこられたのは、昨日来た場所

そこでは透が1人で陣を描いていた

ちょび「おりました。あの娘です」
『貴志、ちょっと待っ・・・・・・』

遅かった・・・

貴志は私が止める前に透の元に向かった

夏目「おい、ちょっと話を」
多軌「きゃあ!夏目く・・・しまったまた名を呼んでしまった・・・」
夏目「あっ待ってくれ・・・」

貴志は逃げていく透を追った

猫は逃げる透の足元に転がり込み透を転ばせた

夏目「先生・・・」
『透!』
多軌「うぅ・・・」

透は起き上がるとネコと目が合った

『ぁ、やば・・・』
夏目「え?」

111話→←109話 多軌透



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作者名:闇黒嶺 | 作成日時:2022年3月25日 6時

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