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57話 ページ8

夏目「行け。」

貴志がそう言った途端紙人形(ヒトガタ)は窓を突破ってどこかに飛んだ

夏目「わーっっガラスを!」
『開け忘れていたな』
名取「ごめんごめん」
夏目「えっ」
名取「しかし、初めてで成功するとは・・・」
『本当なら、あの人形を追うのがベストなんだろうけど、あの早さじゃさすがに無理だね・・・・・・?』

窓から紙人形(ヒトガタ)を見ていると、紙人形(ヒトガタ)が何故か方向転換し戻ってきた

夏目「戻って来た!?」
『失敗!?』
名取「いや・・・」
先生「妖力の強い人間は美味だから、喰いに来ているのかもしれんぞ」

確かに、この会合の会場には祓い屋が沢山いる
色んな人が危ない!

私たちは走り出した

守らなきゃ・・・
妖怪たちを・・・
人間を・・・

『あ"ぁもう!妖怪の気配が多すぎる・・・ん?』

膝に手を当て息を整えながら悪態を着いた
その時、ある部屋から気配が感じた

「お、名取どうした」
「その子たちが新しい式かい?」

中には数人の祓い屋が居た

その部屋の中に私と貴志は入っていく

名取「夏目?花佳?」
『しっ』
夏目「静かに」

耳を澄ませると、上からからカサカサと音が聞こえる

紙人形(ヒトガタ)天井(あんなところ)に・・・

紙人形(ヒトガタ)がどんどん赤くなっていく、そして、天井を破った

夏目「みんな下がって・・・」

天井から落ちてきたのは、妖烏(カラス)を喰おうとした妖怪

妖怪の頭には柊が持っていた太刀が突き刺さっていた

痛みゆえか、腹が減っているのか、妖怪は逃げ遅れた人間に向かって突っ込んだ

守れる範囲しか守れないなら、守れる範囲の全てのものを全力で守れ!

『させるか!』

(ガブッ

『っ!』

私は逃げ遅れた人間の前に出て、妖怪に腕を噛まれてしまった

夏目「花佳!このっ!」

貴志が妖怪を殴ってくれたおかげで、腕が引きちぎれることは無かったみたいだ
けど、ズキズキと腕が痛む

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闇黒嶺(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけてとても嬉しいです!これからも頑張るので、どうかお願いします! (2022年3月10日 0時) (レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - この話好きです(*^^*)これからも頑張ってください💪応援してますー🔥 (2022年3月7日 13時) (レス) @page31 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇黒嶺 | 作成日時:2021年11月1日 14時

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