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99話 ページ50

塔子「どうしたの?1人で大声出してた気がするけど・・・」
夏目「わっとっ塔子さん!」

み、見られてしまった!

夏目「あの・・・な・・・」
『あ、母さん!』

何でもない・・・
そう言おうとした時、花佳が遮ってくれた

塔子「あら、花佳ちゃん」
『ごめんな貴志、話聞かずにレンゲ取りに行っちまって・・・母さん見てくれ、レンゲだ!家に飾ろうよ!』
塔子「まぁ、綺麗ね」

花佳が居てよかった・・・

夏目「塔子さん、買い物ですか?」
塔子「そう、一緒に帰りましょう」
夏目「はい」
『うん!』

「私は気付かれるのが恐くなった」か━━━━・・・

家に帰り、部屋に戻った

夏目「何だったんだろうな、あの春地蔵の言葉は・・・」
先生「・・・待て夏目、なにか妙な気配が」

部屋に入ると壁にかけてあった絵から何か伸びていた

なっ、何だこりゃ

『これは・・・絵の中の気が枝を伸ばしているな』
先生「・・・む・・・?これは・・・そうかこの絵(こいつ)・・・夏目の力を吸い取っていたんだな」
『なるほど、枝を伸ばしてさらに力を奪うつもりだったんだ・・・だから、屍に木が生えるって・・・』
先生「たかが絵の分際で私の獲物を奪おうとはゆるさんぞ」
夏目「!?先生・・・」
『猫!?』
先生「春地蔵の言った影とはこの絵のことだ!」

先生はそう言って本来の姿に戻った

先生「今すぐ食い破ってやる」
『やめろ猫!』
夏目「先生!やめ━━━━・・・」

この絵は巳弥の━━━━━━・・・

『貴志!』

おれは咄嗟に先生と絵の間に入った

夏目「ぐっ」
巳弥「夏目、昨日はありがとう。今日は早咲きの桜を持ってき・・・」

タイミング悪く巳弥が来た

先生も猫に戻った

先生「ぎゃーアホナツメ何やっとるーっっ」
巳弥「ぎゃ!?夏目!?大丈夫か!?一体どうした・・・」

おれに駆け寄った巳弥は壁を見て手にしていた花を落とした

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闇黒嶺(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけてとても嬉しいです!これからも頑張るので、どうかお願いします! (2022年3月10日 0時) (レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - この話好きです(*^^*)これからも頑張ってください💪応援してますー🔥 (2022年3月7日 13時) (レス) @page31 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇黒嶺 | 作成日時:2021年11月1日 14時

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