97話 ページ48
巳弥「ずっと昔の春、私は桜並木の木の上で花見をしていたんだ。気がつくと下で人の子が書物を読んでいた。満開の花は私の
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「巳弥、私はいつか自由になれたら気ままに旅をしてみたいんです」
「色んな地の美しい草花を見てまわられたらきっと素敵でしょう」
「あぁ、何故だろう」
「あなたには何故か聞いてもらいたいことがいっぱいあるんです」
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巳弥「・・・そんな春が数度すぎた頃、ある春パタリと彼が来なくなった。待てども待てども次の春もその次の春も・・・私は彼を探し回った。どこを探せばいいのかも分からないまま駆けずり回った。そしてついに、見つけるとが出来たのだ。絵師として有名な妖が冬のあの並木を描いていた絵があると聞いて見に行くと、その絵の中八坂様が居たのだ━━━━━人の世が疎ましくなて絵の中に逃げ込んでしまったのだろう。だから、私はその絵を貰い彼を慰めるため共に旅を始めたのだ━━━━いつの日か彼の心が癒えたらきっと、絵から出てきてくれるだろう。そしてまた再び語らうのだ」
巳弥はそんな話をして今日は帰っていった
『絵の中に入り込んだ人間の八坂様、ねぇ・・・』
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闇黒嶺(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけてとても嬉しいです!これからも頑張るので、どうかお願いします! (2022年3月10日 0時) (レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - この話好きです(*^^*)これからも頑張ってください💪応援してますー🔥 (2022年3月7日 13時) (レス) @page31 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:闇黒嶺 | 作成日時:2021年11月1日 14時