93話 桜 夏目貴志side ページ44
夏目貴志side
小さい頃から時々変なものを見た
他の人には見えないらしいそれらは恐らく
妖怪と呼ばれるものの類。
塔子「貴志くん、七辻公園でフリーマーケットが開かれているの。小さなグラタン皿が欲しいんだけどお使いお願い出来る?」
塔子さんにそう言われてフリーマーケットに来た
今日は花佳は用事で居ないらしい
小さいグラタン皿、か・・・
今夜はグラタンかな
そう思いながらフリーマーケットに来た
先生「おい、夏目」
夏目「わ、ニャンコ先生」
先生「どこへ行く」
フリーマーケットの売り物の中に紛れていた猫はニャンコ先生
ニャンコ先生は心優しい藤原家族の家で、共に暮らす自称用心棒妖怪だ
夏目「グラタン皿を買いに来たんだ。4つ」
先生「ふーん・・・って、私の分も買わんかっ!」
夏目「うぐ」
興味無さそうに返事したくせに、おれの顔面目掛けて飛び上がってきた
おかげで顔面強打だ・・・
先生「もう1個皿を買わせてくれる!さぁ、立て!立つんだ夏目!」
夏目「もー・・・落ち着きないなー」
仕方なしにグラタン皿を5つ買うことになった
おれは今は亡き祖母レイコも妖を見えたらしく、
その因縁か何かと妖に振り回される日々を送ってる
「グラタン皿5つですね、まいど〜」
夏目「よし、帰るぞ先生」
無事グラタン皿を購入し帰ろうとした時
ふと、ある出店に置かれていた品に目がいった
そこには花の飾りが着いた髪止めと髪をくくるゴムがあった
夏目「綺麗だな・・・」
髪止めは塔子さん
ゴムは花佳
似合いそうだ━━━・・・
「綺麗でしょう。贈り物にいかが?」
夏目「え、い、いえいいんです。すみません━━━━━━・・・」
店員さんに驚き、咄嗟にいいんですと断ってしまった・・・
店を後にし、帰ろうとした時ふと妙な気配を感じた
後ろを振り向けば、棚を売ってる店があった
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闇黒嶺(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけてとても嬉しいです!これからも頑張るので、どうかお願いします! (2022年3月10日 0時) (レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - この話好きです(*^^*)これからも頑張ってください💪応援してますー🔥 (2022年3月7日 13時) (レス) @page31 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:闇黒嶺 | 作成日時:2021年11月1日 14時