54話 ページ5
『あの時はどうも･･･静司さんもあなたもお元気そうで良かったです』
あまり関わりたくないと思いながらも、昔良くしてもらったから、悪くは扱えない･･･
けれど、このままだと何を聞かれるか分からない
どうしたものかと、思ってると七瀬さんは貴志の方を見た
七瀬「ナツメ･･･？･･･君、ひょっとしてレイコを･･･夏目レイコを知っているかい？」
夏目「━━━━え」
七瀬さん、夏目レイコさんを知っているのか？
夏目「･･･祖母をご存知なんですか？」
七瀬「━━━祖母？では、君はお孫さんか･･･━━━━━いや、すまない。よくは知らないんだ。ただ、時々妖たちの話しにのぼるのでね、とても綺麗で、強い力を持った人だったと･･･」
夏目「━━━━そうですか･･･」
七瀬「まだ、ご健在かい？」
夏目「━━━━いえ･･･若いうちに亡くなったらしいです」
七瀬「亡くなった･･･ご病気？事故？それとも･･･妖にでも━━━━━？」
『！』
怪しい雰囲気になってきた
夏目「･･････え、いえ･･･そんなことは･･･」
七瀬「どんな風に亡くなったんだい？お身内でしょう、知らないのか？」
夏目「･･･詳しくは知らないんです。小さい頃、どこかの木の下で亡くなっていたと聞いたことがあるだけで･･･」
七瀬「･･･知りたいとは思わなかったのかい？」
『七瀬さん！踏み込んでいい領域と、そうでは無い領域というものがあるでしょう！』
これだから、的場は苦手なんだ！
夏目「━━━━そんなこと、聞ける立場じゃなかったんです」
貴志の前に出て七瀬さんを睨む私の肩に手を置き、そう呟くように言った貴志
前、1度だけ夏目レイコの話を貴志から聞いたことがあった
今まで、夏目レイコさんについて、聞いてくる人は居なかったと言っていた
親戚の人たちに聞いても、嫌な顔をされるから、自分から聞かなかったと
そんな貴志からしたら、今の七瀬さんは初めて自分の祖母について尋ねてくれた人なのだろう
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闇黒嶺(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけてとても嬉しいです！これからも頑張るので、どうかお願いします！ (2022年3月10日 0時) (
レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - この話好きです(*^^*)これからも頑張ってください💪応援してますー🔥 (2022年3月7日 13時) (レス) @page31 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：闇黒嶺 | 作成日時：2021年11月1日 14時
