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89話 ページ40

降りてきた妖怪には出血していた

先生「おお、やはりなかなか大物だな食っていいか夏目」
夏目「先生・・・」
「・・・え?夏目?」

夏目という名に妖怪は反応し、貴志につかみかかった

敵意も無かったので私ら助けなかったが

「あっあの友人帳をお持ちの夏目様!?ここであったが100年目!どうか、どうか名をお返しください!」
夏目「わーっっ!?」

妖怪を貴志から引き剥がし落ち着かせたところで妖怪の話を聞いた

スミエ「・・・私はスミエと申します。この地にずっと住んでおりましたが、人間がやってきて、邪魔だと言って私を壺に封じたのでございます。人間は嫌いです。どうか名をお返しください。そうすればもう、人里に未練はございません。名を変えしていただいたら、もうこの地より去り、山奥へと消えましょう。どうか」

そう懇願するスミエの目には涙があった

夏目「━━・・・この旅館に迷惑をかけたりするつもりは無いのかい?もしそうなら、君の名を呼んででていくよう命令することも出来る」
スミエ「いいえ、夏目様。お望みなら命令されずとも、もう、この館からは出て行きます」
夏目「━━━━そうか。長いこと名を縛って悪かった。ごめんなスミエ、キミに名を返そう」

貴志はそう言ってスミエに名を返した

友人帳の紙から名を解放するのに必要なのは、貴志のお祖母さんであるレイコさんと同じく血を持つ者の唾液と息

夏目「「スミエ」キミへ返そう受けてくれ」

貴志はそう言ってふっと紙に息をふきかけた

すると紙から文字()が出て妖怪(本人)に戻る

この一連の光景は何度見ても慣れないな

禁忌を犯した祖母に、それを詫び償う孫

なんともまぁ不思議な関係だな

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闇黒嶺(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけてとても嬉しいです!これからも頑張るので、どうかお願いします! (2022年3月10日 0時) (レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - この話好きです(*^^*)これからも頑張ってください💪応援してますー🔥 (2022年3月7日 13時) (レス) @page31 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇黒嶺 | 作成日時:2021年11月1日 14時

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