88話 ページ39
名取「恐い夢でも見た？」
周さんの言葉に貴志はちらりと私を見て答えた
夏目「━━━━そんなところです(夢で泣いてしまうとは失態だ)」
一段落着いた時またカタカタと音がした
気にすることでも無いだろうと思った時ゴトンと言う音と共に貴志に叩き起された
夏目「！せ、先生！花佳！名取さん！」
『何？』
名取「･･･んー？」
夏目「つ、壺が開いちゃいました」
『え･･･』
名取「え？ツ、ツボ？あ、さっき言ってたラッキョウの？」
『ごめん、ラッキョウじゃない』
夏目「時々物音がしてたんですが、今勝手に蓋が落ちたみたいなんです」
流石のことに周さんも私も起き、押し入れの前に移動した
名取「押し入れの中か･･･見てもいないのに、蓋が開いたと分かるのかい？」
夏目「多分。何か嫌な気配が流れてきたんです」
名取「━━━━━━よし、開けてみよう」
襖を開けると封と書いてあった紙が剥がれ蓋が開いた空の壺があった
名取「･･･こんな所にあったのかい？」
夏目「･･･え？」
馬鹿周さん･･･
『空だな。入っていた何かが逃げたのか』
夏目「おれ、下の階を見てきます！行けぞ先生」
貴志はそう言って走っていった
『失言だよ』
名取「フォローありがとうね」
私はそれだけ交わし貴志を追った
『貴志！』
夏目「花佳」
『あの壺、強力な封印がしてあったんだけどなぁ』
夏目「え」
先生「あぁ、特に気にすることもないと思っていたんだがな。夏目も、無意識にそう感じていたから名取に話すことも無いと思ったんだろう」
『けど、自分で封印を破れる程の妖怪なら、強力な妖怪だよ』
先生「それに、あの封印は最近のものだ」
夏目「最近･･･？」
あぁ、なんか話が見えてきた･･･
下の階に着いた時丁度上の階から伸びるように妖怪がズズズと降りてきた
夏目「ぎゃーっっ」
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闇黒嶺(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます！好きと言っていただけてとても嬉しいです！これからも頑張るので、どうかお願いします！ (2022年3月10日 0時) (
レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - この話好きです(*^^*)これからも頑張ってください💪応援してますー🔥 (2022年3月7日 13時) (レス) @page31 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：闇黒嶺 | 作成日時：2021年11月1日 14時
