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84話 ページ35

部屋を一通り見て貴志と猫は畳に飛び込んだ

夏目「疲れたけど、気持ちいいな」
先生「たまには遠出もいいものだな」
夏目「楽しいな」
『お前が楽しんでるならいいや』
夏目「何か言ったか花佳?」
『いや、なんでもない』

周さんは貴志に嘘を着いている

周さんがわざわざお忍びで旅行に来るなら貴志を誘わない
いや、誘ったとしてもお忍びと称している以上車か何かで来るはず

わざわざこうしてきたんだ十中八九祓い屋としての仕事だろ・・・

『はぁ・・・』

この先が思いやられる

少し静かになった部屋

するとカタカタと音が聞こえた

『押し入れだな』
夏目「何の音だ?」

私たちは押し入れに手をかけた時周さんが戻ってきた

名取「ただいま2人とも。今誰も居ないみたいだったから温泉行っとこう」
『温泉・・・いいな』
名取「そうですね、行くぞ先生・・・」

猫を誘うべく、部屋を見渡したが何故か見当たらなかった

夏目「あれ?居ない・・・」
名取「ん?」
夏目「あぁ、いえ、きっと遊びに行ったんでしょう。先に行きましょう」

お風呂場の前で貴志と周さんと別れ、1人大きなお風呂を独占した

『は"ぁ"・・・気持ちいい・・・』

こうして1人になるのはいつぶりだろうか

母さんは専業主婦だから、家に必ず居る
父さんも休みの日は基本家に居る

だから、1人になるのは自分の部屋に居る時くらいだったな

今じゃ、貴志が色々と持ち込んでくるから騒がしいんだよな

けど、そんな生活も悪くないと思ってる自分がいる

『不思議だな・・・』

今まで、妖怪とも人とも一定の距離を守っていたのに

これから貴志が持ち込む事柄に少しワクワクしている自分がいることに私は少し口角を上げた

お風呂から上がると周さんがひいらぎとともに何か話していた

『やっぱり、仕事だったんだな』
名取「花佳」

周さんは降参したかのように、「仕事だよ」と言ってくれた

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闇黒嶺(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけてとても嬉しいです!これからも頑張るので、どうかお願いします! (2022年3月10日 0時) (レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - この話好きです(*^^*)これからも頑張ってください💪応援してますー🔥 (2022年3月7日 13時) (レス) @page31 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:闇黒嶺 | 作成日時:2021年11月1日 14時

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