81話 温泉 ページ32
ある日学校かは帰る時急に雨が降ってきた
『やば・・・』
走って帰ってると、前に貴志が居た
『何してんだよ』
夏目「あ、花佳」
しゃがんでる貴志の足元を覗けば小さな妖怪が居た
私たちは小さい頃から変なものを見た
それは、他の人には見えないみたいで、それらは妖怪という類のもの
小さな妖怪は御輿を担いでいた
そこからちらりと見えた中には三目の何かが入っていた
夏目「うっわーっっ」
こんな風に妙なものが見えてしまう私たち
貴志のお祖母さんも妖怪が見えていたらしく、それを多くの妖怪に八つ当たりをしたり、子分になるように名を書かすなどの悪行に使っていた
そんなお祖母さん亡き後、妖怪たちの名を束ねた契約書『友人帳』を貴志が遺品として受け取り、私の家に来てからというもの名を返して欲しい妖怪に名を返したり、友人帳が欲しい妖怪に襲われたりと、てんてこ舞いな日々を送っていた
それに私も何度も巻き込まれている・・・
とは言え、母さんと父さんを巻き込みたくないら、私も貴志も妖怪が見えることは2人にも友人にもひみつだ
夏目「ただいまー・・・」
家に帰ると玄関の扉を開けずに貴志が立ち止まった
『どした?』
夏目「何か戸に紙が挟まってる」
貴志の後ろから見ると確かに挟まっていた
手紙?
メモ?
どちらにせよ、母さんはこんなことしない
父さんは仕事だし
だとしたら、私たちの家を知っていてこんなことをする人間を私は1人しか知らない
『貴志やめとけ』
夏目「紙人形・・・?」
私が言うよりも先に貴志は扉に挟まっていた紙を引っ張っていた
そんな時猫が帰ってきた
先生「夏目、花佳帰ったのか」
夏目「ニャンコ先生どこ行ってたんだ」
先生「パトロールだパトロール」
『じゃぁ、その口にある魚はなんなんだよ』
この猫は貴志が飼ってるニャンコ先生と呼ばれる猫だ
貴志の話だと友人帳を狙ってる妖怪だ
用心棒として貴志を守る代わりに死んだ後、友人帳を自由にしていいと言う約束をしているらしい
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闇黒嶺(プロフ) - みーさん» コメントありがとうございます!好きと言っていただけてとても嬉しいです!これからも頑張るので、どうかお願いします! (2022年3月10日 0時) (レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - この話好きです(*^^*)これからも頑張ってください💪応援してますー🔥 (2022年3月7日 13時) (レス) @page31 id: 91b6b6a73d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:闇黒嶺 | 作成日時:2021年11月1日 14時