49話 ページ50
夏目「本当だと思うか？」
『まぁ、祓い屋って言っても、周さんみたいに見えてる人たちだけってわけじゃないしね』
周さんが帰ったあと、私も烏妖怪のことが気がかりで貴志の部屋に留まり話をした
夏目「見えるおれだって疑わしく思うんだ。見えない人がおれを奇異の目で見るのは、当然だったのかもしれない」
『人ってそんなもんだろ』
私だってそうだ
今じゃ西村や北本、転校したが純
他にも色んな人の友人がいる
けど、ほんの数年前まで私は妖怪との関わり方を分かっていなかったから、色んな人から奇異な目で見られていた
それを、両親に隠していた
先生「だから、レイコは嫌いだった人も妖も。」
だから、昔は人も妖怪も嫌いだった
だから、自分も嫌いだった
気がつけばいつも1人だった
夏目「会合か･･･」
『もしかして、そこに行けば自分と同じ人たちがいるんじゃ･･･とか思ってるか？』
夏目「え、あ、うん･･･あとは、おれにも出来ることが見つかるかもしれない、と」
『周さん以外の祓い屋なんて、滅多に関わらないけど、あまり期待はしない方がいい』
夏目「え？」
『昔何度か祓い屋と話をしたことがあった。その人は妖怪と好意にしていた。今の私やお前みたいな感じだな･･･祓い屋と言うのは妖怪を祓うものだ。なのに妖怪と好意にしていたその人は祓い屋の中でも異質とされていた。みんながみんなそういう訳では無いけど、基本的に祓い屋は周さんみたいに妖怪を良く思っていない人が大多数だ。幻滅することになるかもな』
猫の頭を撫でながらそう言えば、貴志は言葉を失っていた
夏目「花佳は行かないのか？」
『いや、行く』
夏目「行くのか！？」
『懸賞金には興味は無いけど、あの妖怪は確かに見過ごせない。無事捕まえられたら、プリン買ってもらう』
ドヤ顔でそう言えば、貴志はふっと笑った
夏目「花佳らしいや」
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闇黒嶺(プロフ) - るりさん» コメントありがとうございます！感想ありがとうございます！これからも頑張って行きます！ (2021年9月17日 0時) (
レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
るり - 夏目の小説ありがとうございます！めっちゃおもしろいので更新頑張ってください！ (2021年9月15日 20時) (レス) id: 2fc01779ea (このIDを非表示/違反報告)
闇黒嶺(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます！頑張って更新していきます！ (2021年8月19日 0時) (レス) id: 493ad3773d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 更新楽しみにしています！頑張ってください(*´艸｀*) (2021年8月13日 5時) (レス) id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：闇黒嶺 | 作成日時：2021年6月18日 11時
