違いが分かる男 福富寿一 ページ45
最初に食堂へとやって来たのは、福ちゃん、靖友、新開、尽八の4人だった。
まぁ、当然といえば当然か。
｢有、今日のメニューはなんなのだ？｣
｢今日はね〜、パスタとスープとサラダと〜アップルパイ〜！｣
｢パスタか！｣
嬉しそうな声をあげる尽八と口には出さないものの嬉しそうな福ちゃん。
そんなやり取りをしている間にちらほらと人が集まり出した。
｢そろそろ盛り付けしますか｣
｢お〜！！｣
人が落ち着いた辺りで私達も夕食にありつく
｢有、A｣
尽八に呼ばれ、四人の元へと向かう
私たちが席につくと4人はデザートに入ろうとしていた。
アップルパイを口に運ぶ4人をなんとなく眺めていると、何故か福ちゃんがこちらを見てくる。
｢どうしたノ？福チャン｣
｢このアップルパイ…｣
｢ん？何か変か？｣
｢いや、分からんな｣
福ちゃんはアップルパイを見つめた後こちらを見て
｢Aが作ったのか。｣
そう言った
｢なんで分かったの！？今回は有の作り方真似たからバレないと思ったのに…！｣
｢少し甘い｣
その言葉を聞き、私もアップルパイを口へ運ぶ
｢…クリームの量か｣
｢そこまでは分からないが。有が作るものより少し甘い｣
ほかの3人もその言葉を聞きアップルパイを口へと運ぶが…
｢福チャン、スゲェな！全然分かんねぇヨ｣
｢愛だな！フク！｣
こんな様子だ。
｢ごめんね？福ちゃん。有のじゃなくて｣
福ちゃんは甘さ控えめの方が好きなのか…申し訳ない。と思いながら福ちゃんに謝る。
すると…
｢確かに、有の作るアップルパイが一番好きだが、Aが作るアップルパイも好きだ。｣
｢｢福ちゃん(寿一)…！！｣｣
私と有の声が重なる
｢マネージャー2人が福チャンに落ちたヨ｣
｢元々落ちてる〜｣
｢今のはときめいた｣
｢へーへー。んじゃ、ごちそーさん。美味しかったヨ｣
｢ごちそうさまでした。2人とも明日も期待している…！｣
｢ごちそうさまでした。有、Aうまかった。｣
｢ごちそうさん。二人共ありがとさん｣
私たち2人はそう言う4人を見送りながら夕飯を食べる
｢本当…作りがいがあるよね〜｣
そう微笑みながら言う有に私も微笑んで
｢明日も張り切って作ろうか｣
そう言った。
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よしはる(プロフ) - アイカさん» ありがとうございます！楽しみにしていて下さる方がいらっしゃると分かりとても有難い気持ちになると共にこれからも更新を頑張ろうと思えます。更新頑張りますので、これからもどうぞ宜しくお願いします！ (2017年9月13日 23時) (
レス) id: 102fc0cc39 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ - いつも楽しみに読まさしてもらっています。これからも頑張って下さい。 (2017年9月12日 17時) (レス) id: aaa91fe88c (このIDを非表示/違反報告)
よしはる(プロフ) - 夜実さん» ありがとうございます！これからも面白いと思っていただけるように頑張って行きたいと思います！ (2017年3月25日 1時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
夜実 - 面白いですね！これからも頑張ってください！ (2017年3月23日 22時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしはる | 作成日時：2016年9月25日 6時
