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走りに行こうか ページ41

合宿所に戻ってきて、真っ先に靖友を探す。
ローラーをしている靖友を見つけ、話しかける。

「靖友、真波は?」

「アァ!?んの前に、オメェは少し休めヨ!」

「え、そんな疲れて見える?」

「疲れてと言うか、汗ヤベェぞ」

「あぁ、それは知ってる。ちょっと、ラスト有に釣られてついつい全力以上で走ちゃって」

垂れてくる汗をタオルで拭いながら答える

「何してんノ…」

「まぁ、それより真波は?」

「あそこで、ローラーやってんヨ」

「……アイツ、ローラーしながら寝てない…?」

「山行けなくて拗ねてんダヨ」

「あぁ、そういう事。」

靖友と少し話してドリンクを作りに行く。
ドリンクを作りながら、真波のことをどうするか考える。

真波ともう1回50を走る体力は私には無い。
だけど、山だけなら…
靖友に頼んで、真波にはノルマをこなす様に伝言を頼んだ。
そんなフラストレーションの溜まってる真波と山に行けば、本気が見れる…

「A、ここに居たのか」

「福ちゃん…?」

「真波のことなんだが。」

「あぁ…。珍しいね。福ちゃんが私にお願いするなんて。」

「クライマーの事はAに任せるのが一番だと思っている。」

「福ちゃんに頼まれたら、断れる訳ないよ。分かった。手は尽くす」

「頼んだ。」

本当…なんて言うか。
福ちゃんは変わり者が好きだね〜…

「A〜!後はやるから。行っておいで〜」

「有…。じゃあ、後はよろしく。」

「鍵は…あの不思議ちゃんだから…」

「分かってる。」

私は、ボトルを二本持って真波の元へと向かう。
ローラーをしながら沈んでいる真波に声をかける

「真波くん」

「あれ?巫先輩?」

「ちょっと、山に登りに行こうか」

「いいんですか!?」

「うん。あ、それと、はい。ボトル」

「ありがとうございます〜!」

「じゃあ、外で待ってるから。」

自分のボトルを用意し、音楽を聞きながら真波を待つ
真波はすぐにやって来た

「お待たせしました〜」

「来たね。じゃあ、行こうか。」

山までの道を他愛もない話をしながら真波と走る
すると、突然真波がこんなことを言い出した。

「先輩はなんで、俺と山に行くんですか?」

「誰かさんが遅刻して1年生レースに出場出来なかったからだけど?」

嫌味ったらしく言ってやると、すみません〜とヘラヘラした返事が返ってきた。

「まぁ、その他にも単純に君の走りを見てみたいってのもあるよ。」

「俺の走り、ですか?」

勝負→←1年生レース ゴール



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設定タグ:弱虫ペダル , 箱根学園 , 真波山岳   
作品ジャンル:アニメ
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よしはる(プロフ) - アイカさん» ありがとうございます!楽しみにしていて下さる方がいらっしゃると分かりとても有難い気持ちになると共にこれからも更新を頑張ろうと思えます。更新頑張りますので、これからもどうぞ宜しくお願いします! (2017年9月13日 23時) (レス) id: 102fc0cc39 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ - いつも楽しみに読まさしてもらっています。これからも頑張って下さい。 (2017年9月12日 17時) (レス) id: aaa91fe88c (このIDを非表示/違反報告)
よしはる(プロフ) - 夜実さん» ありがとうございます!これからも面白いと思っていただけるように頑張って行きたいと思います! (2017年3月25日 1時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
夜実 - 面白いですね!これからも頑張ってください! (2017年3月23日 22時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よしはる | 作成日時:2016年9月25日 6時

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