もうそんな季節か ページ34
荒北 靖友side.
｢なんで勝てないのよ！！！！｣
本気で悔しそうに言うA
｢ワッハッハッ！それは俺が山の神に愛されし山神だからだよ！！｣
｢尽八…ウザイ…｣
｢うざくはないな！？｣
いつものテンションに戻っている東堂
｢ムカつく〜！ムカつくけど尽八の登りは綺麗すぎて思わず見惚れるのも事実で更に腹立つ〜！！｣
｢ワッハッハッ！俺はAの走りも好きだぞ？｣
｢嫌味か…！！｣
いつも通りな二人を見てもう大丈夫だと俺の感が告げる。
｢何イチャついてんノ？山バカｧ｣
｢イチャついてない！！｣
｢そうだぞ、荒北！！｣
｢山バカは否定しないのネ｣
｢｢否定出来ないから(な！！)｣｣
｢なんだ、いつも通りジャナァイ…｣
俺がそう呟くとAが少し微笑んだ
｢なんなのだ？｣
東堂が不思議そうな顔をする
｢いやー、本当。これが合宿前で良かったね〜？｣
とても楽しそうな笑みを浮かべるA
背筋が凍るような笑顔
蘇る過去の記憶…
｢メンドクセェ…｣
｢靖友？今回サボったら…覚悟しときなよ…？｣
｢…ﾁｯ｣
｢合宿が終わったらテストもあるね〜？大丈夫…だよね？｣
圧が半端ネェ…
スッゲェ煽ってくる…
｢A…？今回の合宿は…｣
｢今年も鬼メニューで行くから！大丈夫〜！死にはしないって！ＩＨよりはきつくないはずだから！多分！｣
｢多分！？｣
スッゲェ笑顔で言うAに俺や東堂をはじめ、周りでその話を聞いていた二三年の顔が青くなる
｢そもそも、この合宿の意味はＩＨ選抜のための篩。それは、知ってるでしょ？この練習メニューに耐えられたらＩＨ二日目くらいまでなら行けるって〜ってメニューにしたから！｣
｢えっ…？したから…？｣
｢あぁ、でもそれは基礎であって応用ではない。応用は各自見つけてくれると嬉しいな〜？私の基礎メニューもそれぞれに合わせて作り直すけどね〜｣
この時二三年の誰もが思ったであろう、基礎メニューが鬼すぎるんだから応用もクソもないだろ…！と。
そして、1年はこの最初の合宿で、あるものを目にする。
今の2年も3年も最初に見た時は信じられなかったし、信じたくなかっただろう。
誰もが羨んで、そして、悔しくて、でもその圧倒的なパフォーマンスに魅了されて、この部活の本物の柱って奴を目にする。
そんな時期が、今年もやって来たっつうんだから。
これは気合い入れてかネェと…
間違いなく振り落とされる。
そんな季節がもうすぐそこまで来ていた
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よしはる(プロフ) - アイカさん» ありがとうございます！楽しみにしていて下さる方がいらっしゃると分かりとても有難い気持ちになると共にこれからも更新を頑張ろうと思えます。更新頑張りますので、これからもどうぞ宜しくお願いします！ (2017年9月13日 23時) (
レス) id: 102fc0cc39 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ - いつも楽しみに読まさしてもらっています。これからも頑張って下さい。 (2017年9月12日 17時) (レス) id: aaa91fe88c (このIDを非表示/違反報告)
よしはる(プロフ) - 夜実さん» ありがとうございます！これからも面白いと思っていただけるように頑張って行きたいと思います！ (2017年3月25日 1時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
夜実 - 面白いですね！これからも頑張ってください！ (2017年3月23日 22時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしはる | 作成日時：2016年9月25日 6時
