入学式 ページ22
入学式は普通、部活無いもんなんだけど。
まぁ、駐車場整理に駆り出されたチャリ部はいるわけで。
練習もあるわけで…
駐車場整理を終えた選手達は、今頃練習を開始してるだろう
そして、私たちマネージャーはと言えば
｢失礼します、駐車場整理終わりました｣
｢ご苦労さま〜。あとでみんなに差し入れ持っていくからね｣
人の良さそうなこの人がチャリ部の顧問
｢先生、またくま酷くなってますよ｣
｢うへ〜、最近はちゃんと寝てるんだけどな〜｣
｢あと、そろそろ廊下走るの辞めてください…｣
｢あはは、気をつけるよ。じゃあ、ありがとうね！｣
｢はい。それじゃあ、失礼します。｣
うちの顧問は、若くて目が死んでて廊下を走る先生と有名だ
｢A報告終わった？｣
｢終わった。部活戻るよ｣
｢一年の教室の前通っていこうよ｣
｢え…なんで｣
｢楽しそうだから｣
そう目を輝かせて言う有
特に断る理由もないので、1年の教室の前を通る
｢懐かしい…｣
｢ねー！二年前じゃ、想像もつかなかったな〜！｣
｢そうだね…いよいよ、今年｣
｢今年も｣
｢｢勝つ｣｣
｢あ…｣
｢何？有？どうかした？｣
有は教室を覗き、足を止めた
私が声を掛けたがそれを無視して、教室に足を踏み入れる有
｢え！？ちょっと｣
｢ねぇ！！君、入学式は〜！？｣
教室を覗いて驚いた
｢え？先輩…？｣
驚いた顔をしている真波
私は小さく息を吐いた
｢有。後輩くんが困ってるでしょ？せめて、自己紹介くらいしてあげなよ｣
｢あぁ！ごめんごめん！私3年の金色 有！よろしくね〜｣
｢私は巫 A。突然ごめんね？｣
｢あ、俺は真波 山岳です〜｣
そうヘラヘラと笑う真波
私も年かな…涙腺が脆くなってるようで
涙が零れそうになるのを、ぐっと我慢する
｢ねぇー入学式は〜？？｣
｢あぁ〜…遅刻しちゃって…｣
えへへ〜と悪びれる様子もなく笑う真波
…ﾝｩ！！ぎゃんかわ！！！！！！
しんどい。今日も推しが可愛いです。
悟りが開けそう…
｢先輩達はなんでここにいるですか〜？｣
｢部活でね〜｣
｢部活…？｣
｢そう！！自転車部！興味ない！？｣
私が真波に悶えている間に
有が真波を勧誘しはじめた
｢俺、自転車やりたくてここに来たんですよ〜！｣
目を輝かせる真波に胸がときめく
｢そっか〜。じゃあ、部活で会えるね。真波山岳君｣
私はそう言って教室を後にする。
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よしはる(プロフ) - アイカさん» ありがとうございます！楽しみにしていて下さる方がいらっしゃると分かりとても有難い気持ちになると共にこれからも更新を頑張ろうと思えます。更新頑張りますので、これからもどうぞ宜しくお願いします！ (2017年9月13日 23時) (
レス) id: 102fc0cc39 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ - いつも楽しみに読まさしてもらっています。これからも頑張って下さい。 (2017年9月12日 17時) (レス) id: aaa91fe88c (このIDを非表示/違反報告)
よしはる(プロフ) - 夜実さん» ありがとうございます！これからも面白いと思っていただけるように頑張って行きたいと思います！ (2017年3月25日 1時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
夜実 - 面白いですね！これからも頑張ってください！ (2017年3月23日 22時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしはる | 作成日時：2016年9月25日 6時
