３年目のマネージャーの仕事 ページ21
ゆっくり階段を下りて、そこからは走って部活に向かう。
部室に入ればもう、みんな既に練習を始めていた。
｢すみません！！遅くなりました！｣
｢ちゃーす！！｣
遅れたことを謝って入れば挨拶される。
福ちゃんが説明してくれたのだろうか…
申し訳ない
そして、部室に入って思う…
1週間後にはもうここに新入部員がいて、約2ヶ月後にはもう、ＩＨのメンバー選出が終わっている…
今年は早めにＩＨメンバーの選出を行うことを福ちゃんに後で伝えないとな…
はぁ…今年が、山場。
今年で、最後。今年が………
そこまで考えて私は考えることを放棄した。
今出来ることをしよう。
それが最善策であることを願いながら、やれることを精一杯やろう。
全力でサポートしよう。
そう心に決め、私はジャージに袖を通して気合いを入れる。
｢目の前のことをまず！！｣
私たちが着替えを終えて、部室に足を踏み入れれば福ちゃんが集合をかける。
｢今年は、今まで出てなかった公式ではない大会にも積極的に参加しようと思う。｣
福ちゃんがそう言う。
提案したのは私と有。
勿論、みんなの意識や力を伸ばすため
練習だけではどうしても身につけられないものもある。
例えば…野生の勘…とか。
今年のＩＨで王者箱学を維持させる為に私たちはいる。
そのためにここに来た。
だから、出来ること、使えるものはなんだって使う。
それが例え、自分の家のブランドだって、親からの贈り物だって、嫌いな人間だって…。
私たちの全てをかけて出来るだけ皆を優勝に近づける、王者という座を守れるように。
掴み取るのはみんな自身だが、それを途中まで押して支えてあげるのがマネージャーの仕事。
これまでの2年間、近くで見ていて痛いほど知った。
王者と言う重荷、重圧。
その座を守り抜くと言うことの重さ。
少しでも、みんなが速くゴールへと行けるように、私たちマネージャーもその重荷を重圧を一緒に持とう。
ゴールで天に拳を突き上げて空を仰ぐ、みんなが見たいから。
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よしはる(プロフ) - アイカさん» ありがとうございます！楽しみにしていて下さる方がいらっしゃると分かりとても有難い気持ちになると共にこれからも更新を頑張ろうと思えます。更新頑張りますので、これからもどうぞ宜しくお願いします！ (2017年9月13日 23時) (
レス) id: 102fc0cc39 (このIDを非表示/違反報告)
アイカ - いつも楽しみに読まさしてもらっています。これからも頑張って下さい。 (2017年9月12日 17時) (レス) id: aaa91fe88c (このIDを非表示/違反報告)
よしはる(プロフ) - 夜実さん» ありがとうございます！これからも面白いと思っていただけるように頑張って行きたいと思います！ (2017年3月25日 1時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
夜実 - 面白いですね！これからも頑張ってください！ (2017年3月23日 22時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしはる | 作成日時：2016年9月25日 6時
