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雪合戦 3 ページ49

真波 山岳side.

放課後。
部室に行く途中で前を歩くA先輩と有ちゃん先輩を見つけた。

「Aせんぱ〜い!!有ちゃんせんぱ〜い!!」

「おっ、真波だ〜」

「真波も部活に行くとこ?」

「先輩達も行くんですか!?」

「有が、部活でも雪合戦しようって」

「先輩達が授業でやってるの見て、俺も雪合戦したかったんですよ〜!」

「よっし!みんなも誘って雪合戦するぞー!!」

有ちゃん先輩が楽しそうに拳をあげる

「私中で見てたい」

「引きこもりめ!」

「引きこもりでもなんでもいいよ〜…寒いよ〜」

「私のジャージ貸してあげるから!」

「葵さん怒る〜…」

足を部室へと進めながら会話をする

「じゃあ、俺のジャージ着ます?」

「それでいいじゃん!」

そういえば、裕貴が彼ジャーとか騒いでたのを思い出す。
A先輩は少し唸って

「真波、寒くない?」

「俺は部活の着るんで〜学校のジャージ貸しますよ〜」

「う〜ん。それなら、いいの?かな?」

「じゃあ、ジャージ取ってきま〜す!」

俺は振り返り走り出す

「え!?」

先輩の驚いた声が聞こえたけどガン無視で駆け出す。
廊下を走っていると裕貴とすれ違った

「おい!山岳!どこ行くんだよ!?」

「教室〜!」

「なんで!?」

「ジャージ取りに!」

「はぁ〜!?」

と言いながら何故か付いてくる裕貴…
なんで?

教室に着いて、ジャージを持ち部室へと帰ろうとすると、裕貴が聞いてきた

「なんでジャージ?」

「部活で雪合戦することになったんだけど」

「えっ?」

「A先輩が寒いから、外に出たくないって話になって、有ちゃん先輩がジャージ貸すって言ったら、葵さん怒るって話になったから、俺のを貸すって話になった」

「なるほど。つまり、山岳君も男の子だったと。」

「ん?どういうこと?」

「分かってねぇならいいや。」

「あ、裕貴も混ざる?雪合戦」

「……。混ざる」

裕貴が何言ってるか分かっていたけど分からないふりをして、部室へ行く足を早める。

雪合戦 4→←雪合戦 2【性格の悪い表現が入ります。】



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よしはる(プロフ) - リノアさん» ありがとうございます!真波を可愛く書くことに全力を注いでいたらかっこよくなってくれないのが最近の悩みですw (2017年3月25日 1時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
リノア - 真波がかわいいです(笑) バレンタインの話なんて男の子ってみんなそうなのかなとかおもしましたw (2017年3月23日 22時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)
yoshiharu1013(プロフ) - えむ★さん» ありがとうございます!私の文才不足で真波君の不思議チャンな部分があまり出てないのですが、彼は人懐っこい感じのイメージが強いですね! (2017年3月18日 12時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
えむ★ - 真波くん、なつっこくて可愛いですね!面白いです! (2017年3月17日 23時) (レス) id: 35ae39b3a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よしはる | 作成日時:2016年10月30日 22時

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