検索窓
今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:58,957 hit

お狐様4 ページ46

私が嫌々言っていると、真波達が葵さんに連れられ教室に入ってきた。

隠れることも着物を脱ぐことも出来なかった私は、メンバーから目線を逸らす

「先輩、綺麗ですね〜!!」

そんな真波の声が教室に響く。

「これは、人ならざるものと言われても仕方ないな!!」

「似合ってるってレベルじゃないネ」

「本当に妖術とか使えそうだな!」

「似合っているぞ」

3年組が次々と口を開く

「ねぇ!福ちゃん以外褒めてるの!?!?褒めてる!?」

「「「褒めてる褒めてる」」」

「仲いいよね!!本当!!!」

「そうだ、写真を撮って巻ちゃんに送ろう!!」

「やめて!?!!?!?」

「何故だ!?似合っているというのに…」

「そういう問題じゃないの!!」

尽八とぎゃーぎゃー騒いでいると、視界の端で真波が動いたような気がした。
私は気にせず尽八と巻ちゃんに写真を送る送らないの議論?をしている。

「まぁまぁ、先輩落ち着いてくださいよ〜」

と言いながら後ろから抱きついてきた真波。
不思議に思い、顔を上げれば一瞬で唇を奪われ、何が起きたのか理解出来ずに固まった。

「せっかく可愛いんですから、写真撮ってもらわないと勿体ないじゃないですか〜」

「うん???は??」

このアホ毛は何を言っているんだ??

「だから〜、写真撮ってもらいましょう〜!」

とあれよあれよと、写真を撮っていた。
なんか、丸め込まれた感半端ない。

でも、まぁ、真波が楽しそうだからいいかな〜。
とか



「せんぱーい!俺の携帯でも撮っていいですか〜?」

「やだ〜」

「えぇ〜!いいじゃないですか〜!」

「や〜だ〜」

「なんでですか〜!?」



思ってしまうのです。






END.

雪合戦 1→←お狐様 3



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
35人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

よしはる(プロフ) - リノアさん» ありがとうございます!真波を可愛く書くことに全力を注いでいたらかっこよくなってくれないのが最近の悩みですw (2017年3月25日 1時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
リノア - 真波がかわいいです(笑) バレンタインの話なんて男の子ってみんなそうなのかなとかおもしましたw (2017年3月23日 22時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)
yoshiharu1013(プロフ) - えむ★さん» ありがとうございます!私の文才不足で真波君の不思議チャンな部分があまり出てないのですが、彼は人懐っこい感じのイメージが強いですね! (2017年3月18日 12時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
えむ★ - 真波くん、なつっこくて可愛いですね!面白いです! (2017年3月17日 23時) (レス) id: 35ae39b3a9 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:よしはる | 作成日時:2016年10月30日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。