箱学天才マネの短編集

自主規制入ります 1【下品ネタ】 ページ37

それはある日のこと。
外からお嬢様ぁああぁあああ！！！！！！！！と言う有の執事、葵さんの声が聞こえてきた。
何となくことを察した、私、靖友、隼人で様子を見に行く。

すると、目の前に広がっていた光景は、
有がう〇こを棒のようなものを器用に使い、持ちながら、葵さんを追いかけ、葵さんが必死に逃げ惑うものだった。

｢有…｣

｢有チャン…｣

｢ふふっ…あはははは！！！無理、ウケる…｣

呆れている隼人と靖友の隣でツボっている私
笑いをこらえようとするが、堪えられずマナーモードのようになっている。
すると、葵さんが息を切らしながら言う

｢お嬢様！！！お嬢様はよく、転ばれてしまいますので！あまり、走りますと！転んで、ご自分で持っておられるう〇ち塗れになってしまいます！！｣

ピタリと動きが止まる有
その様子を見て、葵さんは息を整える

｢…じゃあ、尽八に投げてくるね！！｣

｢お、お嬢様ぁああぁあ！！！！！！！｣

｢やべぇナ…｣

｢尽八に怒られるな…｣

｢有！！尽八は可哀想だから靖友に投げよう！？｣

｢オレェ！？！！？｣

｢え〜…尽八がいい…ってことで、行ってくるね！｣

｢え、あ…お、お嬢様ぁああぁああ！！！！｣

有が尽八の元へ行くので、慌てて私達もあとを追う

｢なんなのだぁあぁああ！！！そもそも、有！女子がそんなものを振り回すでない！！！！｣

｢え〜？？｣

｢お嬢様ぁああ！！！おやめください！！！！！｣

尽八を有が追い、その有を葵さんが追うという奇妙な光景を見守る私達。

｢おぉ〜！お前らこんな所で何して……｣

そこにたまたま通りかかった藤原。
そんな藤原を有が転んで飛んだう〇こが襲う

｢あ…｣

｢あぁ〜…｣

｢あ…｣

｢ウワァ…｣

｢お嬢様ご無事ですか！？｣

｢……あぁああああっ｣

尽八、私、隼人、靖友、葵さん、藤原の順で口を開く
周りにいた生徒達を含め、そこに居た全員の目線が藤原に注がれる

｢お前らぁ……！！！！！！｣

｢ヤベェ…逃げんゾ｣

｢ごめんね〜藤原ぁ〜｣

靖友の言葉を合図にその場にいたメンバーが駆け出す
走りながら有が藤原に謝るが、藤原がそんなので、許すはずもなく。
と言うか逆に煽りにも聞こえる…

幸いにも今は放課後。
途中出会った福ちゃんや泉田、真波を巻き込んで逃げる
各々自分のチャリに乗り、ペダルを回す

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