焼き餅？ヤキモチ 1 ページ34
真波 山岳side.
自分が嫉妬心が強いかどうかは本気で人を好きになってみないと分からないもので、俺は日頃自分の心が狭いことを痛感しながら生きている。
小さい頃からあまりモノに執着してこなかった俺は、自分がこんなに器が小さいとは思っていなかった。
そもそも、先輩と付き合うまで嫉妬なんてものを知らなかった俺は、最初の頃は嫉妬していても気付かないことの方が多かった。
なんかイライラすると言う経験が無かったのもあり困惑していた
気づいたきっかけはとある先輩だった。
IHに応援に来ていたマサキ先輩が、暇なのか、その後よく部活に顔を出すようになった。
そして、来る度に
｢なぁ、A〜今度デート行こうよデート｣
こんな調子だ
正直先輩と付き合うまではそこまで気にしてなかった。
あの先輩ちょっとウザイな〜くらいだった。
先輩は先輩で、扱いなれてると言うか半分流してるし。
あまり気に留めて置くようなことではなかった。
だけど。
先輩と付き合い始めて少し経った頃
マサキ先輩が来た
手土産を持って。
｢A〜！見てみて！金色家の財力を持ってしても製造中止により手に入らなかった服を手に入れた〜！！！欲しい？ねぇ？欲しい？｣
いつも通り『いらないですよ。』とか、『先輩貢ぐところ間違ってます』とか辛辣な言葉が飛んでいくと誰もが思っていた。
｢え…マサキ先輩、なんで私が欲しかった服知ってるんですか…？しかも、持って…｣
A先輩の目が輝いていた…
｢あ、でも、なんか悪いのでいいです…｣
｢え？お前が貰ってくれないとこれ捨てる事になるんだけど｣
｢喜んで頂きます！！｣
その時、モヤッとした。
明らかにマサキ先輩に対して不快感を覚えた
｢東堂さ〜ん。マサキ先輩にヘラヘラしてる先輩見てるとこう…ムカつくんですけど｣
よく分からないことは、東堂さんに聞けば大体解決する
俺は東堂さんに思っていることをそのまま話した
｢何だ。真波もいっちょ前にヤキモチか？｣
焼き餅…？
いや違う…ヤキモチ…
俺が…嫉妬してる…？
東堂さんは笑いながら続ける
｢お前は割と分かりやすいな。すぐに顔に出る。だが、まぁ。Aの方がお前よりずっとヤキモチ妬いてるぞ？｣
｢え？先輩が…？誰に？｣
｢誰にって…お前…。まぁ、あれだな。そこは、自分で考えろ〜｣
Aは顔に出ないから、全然分からんがな〜と独り言のように呟いている東堂さんの方を見ながら考える。
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よしはる(プロフ) - リノアさん» ありがとうございます!真波を可愛く書くことに全力を注いでいたらかっこよくなってくれないのが最近の悩みですw (2017年3月25日 1時) (
レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
リノア - 真波がかわいいです(笑) バレンタインの話なんて男の子ってみんなそうなのかなとかおもしましたw (2017年3月23日 22時) (レス) id: 180bd39056 (このIDを非表示/違反報告)
yoshiharu1013(プロフ) - えむ★さん» ありがとうございます！私の文才不足で真波君の不思議チャンな部分があまり出てないのですが、彼は人懐っこい感じのイメージが強いですね！ (2017年3月18日 12時) (レス) id: 598fa7bcac (このIDを非表示/違反報告)
えむ★ - 真波くん、なつっこくて可愛いですね！面白いです！ (2017年3月17日 23時) (レス) id: 35ae39b3a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：よしはる | 作成日時：2016年10月30日 22時
